鎮座地:新潟県南蒲原郡田上町湯川
御祭神:国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟尊、泥土煮尊、沙土煮尊、
大戸道尊、大苫辺尊、面足尊、惶根尊、伊弉諾尊、伊弉冉尊、
伊須呂岐彦命、罔象女命
参拝日:2016年5月、6月18日、2020年11月10日
社頭の掲示板に記載の御祭神は、石動彦尊、国侠槌尊、罔象女命であるが、神社明細帳には、天神七代ノ神(国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟尊、泥土煮尊、沙土煮尊、大戸道尊、大苫辺尊、面足尊、惶根尊、伊弉諾尊、伊弉冉尊)を祀り、伊須呂岐彦命を配祀とある。明細帳によると創立年月不詳であるが、口碑に平城天皇大同2年(807年)創立の湯川村の産土神という。文禄2年(1593年)、能登国、伊須呂岐五社(能登国二之宮 伊須流岐比古神社:御祭神の伊須流岐比古神は五社権現とも称される)を配祀し社殿改築、文化3年(1806年)火災により焼失、文化8年(1811年)再建、現在に至る。
湯川五社神社に伝わる神楽は、起源は定かではないが、文化8年(1811年)の再建時に奉納された記録が残っている。白山比咩神社で演じられていたものが伝播したとされ、採物を持って舞う出雲系神楽(言い伝えでは大和神楽)の流れを汲む神楽舞。五穀豊穣、国家安泰、悪病退散を祈念し演じられるもので、榊の舞、花献の舞、悪魔祓いの舞、恵比須舞、大黒舞など計13曲あり、町指定の無形民俗文化財となっている。
令和となり約4年半振りに参拝。御朱印を戴きました。
遠景
社号標・一の鳥居(改修中でした)
二の鳥居から拝殿
拝殿
本殿(覆屋?)
神社明細帳には境内社として神明社(天照皇大神)、金刀毘羅社(大物主命)、八坂神社(素盞嗚尊)、湯殿山神社(大山祇命)、有位稲荷神社(倉稲魂命)、無位稲荷神社(倉稲魂命)が記されている。現在も石祠が多く、お伺いしたところ、近隣の個人宅に祀られていたものが維持できなくなったりし、遷されたということでした。
【更新年月】
2017年10月16日 初稿
2021年2月21日 記事差替、画像御朱印追加