十日町市博物館で開催された企画展「縄文の宝石~ヒスイ~」のご紹介。最終回となります。
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胎内市 野内遺跡(ガイド未記載 縄文晩期)
丸玉ほか
胎内市 分谷内A遺跡(縄文後期)
玉斧
ガイドによると裏面上部に穴をあけようとした痕がある。普段は黒川郷土文化伝習館に展示されているようです。
新発田市 中野遺跡(中野遺跡 縄文後・晩期)
勾玉ほか
魚沼市 谷内遺跡(ガイド未記載 縄文中・後期)
垂飾
十日町市 南雲遺跡(ガイド未記載 縄文中・後期)
小玉
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左:新発田市 寺内遺跡(ガイド未記載 弥生時代)
右:柏崎市 坪之内遺跡(弥生時代)
勾玉
ガイドによると坪之内遺跡の勾玉は、弥生時代以降の勾玉では新潟県内最大級で国内でも有数の大きさ。普段は、柏崎市立博物館で常設展示されている。
左:阿賀野市 猫山遺跡(弥生時代)
右:三条市 経塚山遺跡(弥生時代後期)
勾玉
いずれもガイドに記載のある勾玉。猫山遺跡の勾玉は阿賀野市歴史民俗資料館で常設展示。経塚山遺跡の勾玉は表裏から穴をあけているだけでなく、上下方向からも穴をあけており、穴が直交してる緒締形勾玉。三条市歴史民俗産業史料館に常設展示。実は6月に三条市歴史民俗産業史料館に行ったのですが、改修中で9月まで改修中でした。リニューアルオープンしたら行って見ます。
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胎内市 天野遺跡(ガイド未記載 古墳時代中期)
勾玉
胎内市 城の山古墳(古墳時代前期)
勾玉ほか
この勾玉は透明感が極めて高いロウカンですね。奥山荘歴史館に常設展示されてます。
十日町市 馬場上遺跡(ガイド未記載 古墳時代)
勾玉ほか
南魚沼市 万貝古墳(ガイド未記載 古墳時代)
勾玉
一番左のみヒスイ。右2個は瑪瑙製
村上市 春木山遺跡(縄文中期)
大珠
ガイドによると縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館で常設展示
関川村 滝原遺跡(縄文中・後期)
大珠
ガイドによると、現時点で関川村では唯一のもの。せきかわ歴史とみちの館で常設展示
三条市 長野遺跡(ガイド未記載 縄文中・後期)
三条市なので三条市歴史民俗産業史料館がリニューアルオープンしたら展示されるのかな。
以上、十日町市博物館で開催された企画展「縄文の宝石~ヒスイ~」を3回に渡ってご紹介しましたが、十日町市博物館のメインは何といっても国宝の火焔型土器です。
国宝展示室もあり圧巻です。以前テレビで火焔型土器は信濃川の近くでしか発見されていないことから、ぐるぐるの模様は炎ではなく川の渦で、器の縁から飛び出しているのは、川面から跳ねた魚なのでは?という説を確か当館の学芸員さんが紹介していたように思います。確かになるほど!と思いました。
企画展示は終わってしまいましたが、常設展示でもヒスイの展示がありますし、土器も見応えがあるので、興味のある方は是非訪れてみてください。火焔型土器がデザインされたマンホールカードも貰えます。