5月1日、ヒスイ拾いに行ってきました。
ホントは福島県の一之宮三社をを巡ろうかと思っていたのですが、出発直前にスマホでナビを検索すると以前調べた時より1時間くらい余計に時間がかかることが分かり、帰りの時間も考えると難しそうなので、予定変更。
GWはハンターも多そうだし、行くならもっと早く家を出て時間を掛けたかったのですが、8時半頃に出発、途中で電話対応等で約30分のロス。結局スタートは11時半過ぎ。
前回、前々回と到着早々にヒスイを拾った個人的に相性の良い(?)勝山から。
しかし、寄せては返す波が・・・
もう少し穏かなら箱メガネもいいのですが、私の装備と技術ではなかなか探し難い
連勝(1個でも拾えれば勝ち)を止めたくなくて、粘りましたが、諦めて場所を変えても、結局ノックアウト。
拾えそうにないので、他に寄りたい所があったので、今月中のリベンジを誓って14時に海岸を後にしました。
僅かな可能性に懸けて持ち帰った石は。
濡れた状態。21g。
見つけた時は、翡色がとても綺麗でハッとしましたが、丸みを帯びているし、えぐれていて凹んでるし、乾くと
でも、石英にこんな感じに翡が入るかなぁ
なんて期待を込めて比重測定。
・・・2.83 残念。
期待していると、手で持ってもなんか重く感じる私です。
光も良く通すのに。って石英なら当然か。
もう一つ。
面はある(6面)。キラキラ結晶も見える。でもなんか違う感じがする。で、やっぱり比重は低くボウズ確定。
違うって分かっていても、持ち帰ってします自分に、まだまだひよっこハンターだなと反省
結局、この他は、薬石1個、ネフライト3個と、これは瑪瑙?
縞々が・・・
裏側というか反対側
面白石として持ち帰りました。
で、寄りたかった所は『奴奈川姫産所』。以前Googleマップを見ていたら偶然見つけました。奴奈川姫が生まれたと伝えられる場所です。能生IC付近の県道246号を内陸に進んだところです。
Googleマップだとやたら遠回りして向かうようなルートが示されましたが、途中案内板やのぼりが有り、いかにもショートカットできそうだったのでGoogleマップの案内を無視して右折。
すぐに案内板が続きました。
のぼり、看板、杭とご丁寧にあるので、そのまま進みます。
道も細く、少し不安になりますが、道中案内看板があるので進みます。
のどかです。途中車の下から「ガラン、ゴロン」と変な音が・・・28万4千キロを超えた車がまさかこんな山中で!という思いが一瞬頭をよぎりましたが、バックミラーを見ると何やら茶色い動物が走り去っていきます。車の側面から入ってきたようです。狸?うり坊?
元気であることを祈って進みます。ここで分かれ道!
分かれ道の中間地帯の左側に案内板があるので、左の道かと思いきや
これは、右側の下の道を行けという意味?
案内看板が取れて、付け直したように見えますが、一体どんな気持ちでこんな付け方を?上のネジが取れてクルっと回って逆さまになっているだけ?でも下もネジで止まっているように見えます。平行もきれいに出てるし。
ちなみに、どちらに進んでも、車1台分の道幅なのでUターンできません。悩みましたが、左の道を進みました。
しばらく進むと、のぼりが立っている開けた場所に着きいかにも駐車場という雰囲気。でもそこから山道が伸びています。Googleマップが示す目的地へはまだ少し距離がありそう(携帯の電波が届かず、地図は更新できません)。
熊除けの鈴を鳴らしながら(生息しているかは不明)歩き始めましたが、しばらく進むと少しきれいな砂利道があり、車がUターンできるスペースもあったので、車に戻り再び車で進みます。終点の駐車できるスペースまでは、先程歩いて到達したすぐ先でした。ここからは徒歩。
山道を歩きます。
150mくらい歩くと目的地が見えてきます。
立派な説明があります。
そして奴奈川姫が生まれた場所と伝わる巨岩。
いかにも神域という空気に包まれていました。
こんな事をいっては何ですが近づくと、ちょっと怖い雰囲気も。畏れ多いと言った方がいいかな。
上の方の岩にも注連縄がかかっていました。
手を合わせ、いつかヒスイと良い縁があるようお祈りしてきました。
糸魚川市には、奴奈川姫を祀る奴奈川神社(天津神社境内:一の宮)、奴奈川神社(田伏)、白山神社(能生)などがありますが、興味のある方は産所も参拝してはいかがでしょうか。
また隣の上越市には、奴奈川姫が大国主命(出雲大社の御祭神)と暮らし、建御名方命(諏訪大社の御祭神)が生まれたと伝わる岩屋もあります。
ヒスイは駄目でしたが、神話に触れた1日でした。