またもやヒラタクワガタ採集。

 

 その後も、60mmオーバーの♂と♀を求めて、ヒラタクワガタ採集に行っておりました。

 

・6月28日

 同僚と二人で、新規(木)開拓も行いましたが、前日が雨だったせいか、いかにも居そうと思った木でヒラタクワガタは採集できませんでした。しかし、既にノコギリクワガタが出ていました。

 上段左から4匹と下段一番右が私が採集。順番にノコ♂、ヒラタ♂、ヒラタ♂、コクワ♂、ヒラタ♀(極小)

 下段左から4匹が同僚採集で左から、ノコ♂、ヒラタ♂、コクワ♂、コクワ♂。

 

 6月にノコが採れるとは驚きました。そして下段一番右はケースの影ですが、極小でコクワより小さいくらいですが、ヒラタの♀と思われます。

 

 60mmオーバーのヒラタ♂は採れず。小さめのヒラタとコクワはリリースしました。

 

・6月30日

 再びトライ。

 ヒラタ♂3匹、コクワ♂1匹(右から2番目)。一番右のヒラタは小さ目だったのでリリース。キープのヒラタ♂はともに50mm程度、コクワ♂も同じくらいでしょうか。

 なかなか大型の♂と♀に出会えません。

 

・7月6日

 約1週間振りのリトライ。いつもの木の洞は、アリの巣に姿を変え、クワガタが隠れているとは思えない姿になっていました。樹液は出ていますが、今シーズンこの木ではヒラタはもう駄目かなと感じました。

 しかし隣の木でヒラタ♂1匹、少し離れた木でヒラタ♂1匹。そしてついにさほど大きくはありませんが、極小ではないヒラタの♀をゲット。

 これで今年はヒラタのブリードに挑戦できます。

 前足が先端に向かって太くなり湾曲しているのが特徴(ラッパズボンみたいな)。コクワの♀と比べると全体的にツヤがあり、翅のスジが少ないというか目立たない感じです。

 いや~。嬉しい。♂はもう十分なのでリリース。

 

・7月7日

 2日連続で行ってしまいました。

 この木は、樹液が出ている箇所も少なく、コクワしか捕まえたことが無かったのですが、ノコとヒラタの♂が仲良く?いました。共に小さ目なので観察のみで採集せず、別の木でもヒラタの♂がいましたが小さ目だったので採集せず。

 

 今シーズンこの採集場所ではヒラタの♂を15匹以上見つけてきましたが、最大サイズは55mm。ここは、河川敷の藪の中の林というか木が点在する場所で、周辺は山ではなく、市街地(こんなところにヒラタいるの?と思う場所)の中の河川敷なので、ひょっとしたら、幼虫が大きくなれるような栄養豊富な場所があまりないのかもしれないと思い始めました。つまりここでは55mmがMax。最少は1円玉サイズでしたし・・・。

 子供の頃は、クワガタを捕まえるために木の洞を壊していましたが、それはやってはいけない事だと今は知っています。ヒラタクワガタは洞に潜み、縄張り意識が強く気性の荒いクワガタです。大抵いつも同じ洞で捕まえています。住み心地の良い洞は、残しておかないといけませんね。友人に譲った分を含めて♂は6匹採集しましたが、生息地も守らねばと最近思い始めました。

 河川敷の藪の中の木なので、比較的たどり着きやすい2~3本の木でしか捕まえていないのでもっと大型の♂のいる可能性も十分あるし、この位でこの生息地から絶滅するとは思えませんが、暑さもこれから本番だし、ムカデ、アリ、ハチ、蚊など増えてきたので、ここでのヒラタ採集は今シーズン終了かなと思っています。大型を求めてたまに行くかもしれませんが・・・