14回目のヒスイ拾いで拾ったコイツ。

 ロディン岩だと思いますが、結晶らしきものがやたらキラキラと光っています。晶洞らしき窪みが特にキラキラと光ってます。ヒスイには晶洞はないと何処かのブログかHPで読んだ記憶があるのですが、先日購入した「翡翠」(ミネラは関係ないです、画像の使い回しです)という本。

 この中の、Ⅱ.ヒスイの形成と鉱物学の中にこんな画像がありました。

 詳しい事はよくわかりませんが、蛇紋岩、斑レイ岩、玄武岩、緑色片岩などから地殻変動により変成されるのではなく、液相の中で結晶したと考えられるヒスイ輝石(地殻変動に伴い熱水となった水に溶け込んでいた成分から結晶)とのこと。

 前置きが長くなりましたが、拾った石の晶洞らしき窪みをデジタル顕微鏡で見てみました。それがこれ。

 水晶のような結晶ではないです。そもそも比重も全然違うし、かといって本にあるヒスイの結晶とも違う。

 ロディン岩は透輝石、単斜灰簾石、ぶどう石、(ベスブ石)などのカルシウムを含む鉱物から成り立っているそうなので、これはぶどう石?。窪み以外の細かい筋のようなキラキラは針状結晶のソーダ沸石?

 とにかく、ヒスイではないということが良く分かり、勉強になりました。