4年前のあの日の私も、
つい数日前の私と同じように、
いや、それ以上に、
陽性反応の出た妊娠検査薬を片手に
喜びはしゃいでいた。
2010年4月12日
今日も生理が来ない。
もう少し待ってからと思っていたが、
我慢できず検査薬を使ってみる。
陽性のマークがくっきり

やったー

やっと赤ちゃんが来てくれた

待ちに待った妊娠。
38歳で子宮内膜症持ちの私でも
自然に妊娠できたことに驚く。
そういえば、昨日母が柄にもなく
「赤ちゃんはまだ?」
なんて聞いてきたっけ。
早速報告しなくっちゃ

勇み足で、ダンナの母親にも
電話する。
4月13日
職場でもなんとなく
そわそわ落ち着かない。
早くみんなに言いたくてしかたない。
でもそこはぐっと堪えて、
とりあえず妹にメールで報告。
先に2児のママになっていた妹も
自分のことのように喜んでくれ、
私も一層幸せな気分

でも、一つだけ
気がかりなことがある。
それは、毎日のように
微量の出血があること。
それは徐々に増えていき、
おりものシートを
茶色く染めた。
4月16日
朝トイレに行くと、
ペーパーについた真っ赤な血。
慌てて会社に休みの連絡を入れ、
すぐに病院へも電話する。
翌日に受診の予定だった。
その頃通っていた
不妊治療を得意とするクリニック。
ちょうどその病院で卵管造影検査を
受けた直後の妊娠だった。
「すぐに来て下さい」
やはり緊急事態らしい。
もしかすると赤ちゃんはもう
お腹にいないかもしれない。
そんな考えもふと頭をよぎる。
冷たい雨の中
やっと病院にたどり着き、
尿検査と超音波で妊娠を確認。
まだすごく小さい、点のような胎嚢。
どうやら赤ちゃんは
まだお腹の中にいてくれたらしい。
先生も「恐らくこれでしょう」と
言いながら画面に印を付けてくれた。
「出血があるから、
できるだけ安静にしていて下さい。
会社もできれば休んだほうがいい」
会社は1ヶ月後に移転を控えて
忙しい時期だった。
これからますます忙しくなるのに、
休むなんて無理だよー



それでも他にどうすることも
できないので、会社に電話をし、
妊娠したことと今の状況を伝える。
会社の人達に
まさかこんな形での報告になるとは。
みんなの厚意により、
数日休みをもらう。
本当にありがたい。
②へつづく…