今年の夏は雨が多くて、丸ベルトのご注文もたくさんいただきました。
みなさん、ネットでかなり探してたどり着いていただいたようで、ありがとうございました。
自分で修理してみようという方は研究熱心な方が多いようで、それが裏目に出てしまう例がいくつか起こっていますのでご紹介したいと思います。
パナソニックの松下電器産業(ナショナル)時代の衣類乾燥機で、メーカーにサイズを問い合わせた方から、「○○mmで」とサイズ指定のご注文をいただくことがよくあります。しかし、このサイズが曲者で、メーカーが伝えたサイズの丸ベルトをお送りしても「うまくはめられない」と苦情が来てしまうのです。
メーカーの数値は図面上の2つのプーリーの距離を最短で計測した数字なのです。丸ベルトには太さがあり、たとえば6mmのベルトだと中心はプーリーの最短距離より、3mm外側を周回することになります。軌道は正円ではありませんが、正円として概算すると約10mm長くなるのです。それに少しの遊びを含めるとプラス15mmが適正な長さになります。
昔に学習した算数みたいな話で恐縮ですが、メーカーも「間違いは教えていないけれど、不親切極まりない」数値を、「公式数値」として出さないでいただきたいと思うのです。
最近ではお客様からメーカーの数値でオーダーいただいたときには、こちらからお声がけしていますが、説明のための文章が長くなるので、1本750円や800円の商売では正直なところ大きな負担になります。
それでも、お客様から「すぐ届いた」「諦めていたけれど直った」という声をいただくとうれしいもので、引き続き衣類乾燥機の丸ベルトの販売を続けていきます。