同じことの繰り返しで物事が好転していない状態を維持することほど奇妙なことはないと思う。

好転していない中で、このままでは生きられないと思うことに対しての反応が、同じことの繰り返しであれば、右足を一歩踏み出した先に道はないということに気づくまで行われるのではないかと思う。



個人的には、かなり前から全体的に崖っぷちに立っている状態だと思っている。それは個人の経験から思うことであって、それに気づいた11年前に、これは私だけの問題ではなく全体がそうであることに気づくまでに長い時間はかからなかった。


その状態から少しずつでも立て直そうとしたところと、未だにその問題の本質にさえ気づいていないままの状態とでは天地の差があると感じます。


それは11年前に異変に気づいた時に、個人的には「このままでは人間が生きることが立ち行かなくなる」と実感したからです。


これは、同じ様な経験をした方々にしか理解できないことだと思います。それでも、今現在、世界的に行われていること「人間を中心に考える」「人間を大切にする」などの取り組みを鑑みれば、それは、ある程度の共通理解が存在しているという結果の現れではないかと思います。