2000年頃からだったかなと思います。

当時、住んでいた地区のゴミ収集所には囲いがあって扉も備わっていました。その頃は、ゴミ出しに関してのトラブルは殆ど無かったように記憶しています。

それが、次第に様々な問題が発生し始めました。生ゴミが袋からはみ出していたり早い時間に出されたゴミ袋がゴミ置き場の手前に置いてあり、その後にスムーズに詰めて置くことさえそれまでとは違って出来にくくなっていました。

そうしている内に、次第に全体にとっての良い方向に向かうためのルールよりも、倫理観や常識の範囲外の事象に対しての対策が取られるようになり、常識の範囲内でルールを守っていた人々にとっては、それまでよりも窮屈な状態になりストレスが増えることになりました。その結果、早朝にしかごみ置き場を開けられなくなったりと何かと不便になりました。そして、そこには罰則のようなものだけが増えてゆくことになったと記憶しています。今思えば、あんな時代もあったんだなと思える時代が、ちょっとした無駄なストレスが無かった時代のように思います。

常識の範囲外が増えた時の対策よりも、なぜ、そのことを守らなければいけないかということを理解するということが、本来の姿だったように思います。それは、全てに通じることだと思います。