
「発音をきれいにしたい。」
もちろん、それも大切です。
でも私は、もっと根本的なことを考え続けてきました。
私は英語講師であると同時に、英語学の研究者でもあります。
研究者として身についた習慣があります。
それは、「経験」や「常識」を、そのまま受け入れないこと。
本当にそうなのか。
なぜそうなるのか。
もっと自然に説明できないのか。
仮説を立て、観察し、検証し、修正し、また検証する。
その繰り返しの中で、私は発音というものを、もう一度ゼロから見つめ直しました。
そして、一つの考えにたどり着きました。
✅️ 発音とリスニングは、別々の能力ではありません。
一般的には、
「発音が良くなると、リスニングも良くなる。」
と言われます。
私も、その現象自体には同意しています。
しかし、多くの場合、「なぜそうなるのか」は説明されません。
私は、その理由こそが大切だと考えました。
そして、私なりの結論は、とてもシンプルです。
英語を話す身体と、英語を聞く身体は、本来ひとつだからです。
✅️ 英語は、耳だけで聞くものではありません。
音は耳から入ってきます。
しかし、英語を「英語として受け取る」ためには、それだけでは足りません。
顎の位置。
舌の支え方。
口の中の空間。
呼吸。
姿勢。
身体全体が一つのシステムとして働いています。
私は、この身体全体の準備が、話すことだけでなく、英語を受け取ることにも深く関わっていると考えています。
だからこそ、
発音を変えることは、口の形を変えることではありません。
英語を受け取る身体そのものを育てることなのです。
そして、それがそのままリスニング力の向上にもつながります。
✅️ 発音練習の目的は、「英語らしい音」を出すことだけではありません。
私は、生徒さんに単に発音を真似してもらいたいわけではありません。
目指しているのは、
英語を自然に受け取り、自然に発するための身体づくり。
その結果として、
発音が変わり、
リスニングが変わり、
英語で考え、英語で伝えることが、少しずつ自然になっていきます。
私は、この順番がとても大切だと思っています。
✅️ だから文発音メソッド、WSPは「研究者が本気で考えたメソッド」です
WSP(Whole Sentence Pronunciation = 文全体の発音)は、思いつきや経験だけで作ったものではありません。
もちろん、20年以上の指導経験は土台になっています。
しかし、それだけでは終わらせたくありませんでした。
研究者として、
「なぜ効果があるのか。」
「どのような仕組みで上達するのか。」
そんな問いを何年も考え続け、一つひとつ積み重ねながら設計してきました。
だから私は、このメソッドを胸を張ってこう呼びます。
研究者が、本気で考えた発音メソッド。
英語を学ぶということは、単語や文法を増やすことだけではありません。
英語を受け取る身体を育てること。
その身体が育てば、発音も変わる。
そして、リスニングも変わる。
私は、その土台から英語を変えていくお手伝いをしたいと考えています。
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