横浜開催のフランス映画祭18、上映作品発表
 
1993年にスタートし、今年で26回を迎えるフランス映画祭が6月21~24日の4日間開催される。2006年より東京開催だったが、日仏交流160周年を迎える今年は13年ぶりに横浜に会場を戻す。場所はみなとみらい地区の横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらいなど。23日、ラインナップ発表会が港区のフランス大使館で行われ、フェスティバル・ミューズの常盤貴子らが同映画祭の魅力を語った。

 フランソワ・トリュフォー監督『アメリカの夜』を繰り返し観ているという常盤は、フランス語番組を2年間担当してきた経験も。流ちょうなフランス語で挨拶し、「アートのように何枚もの絵画を観るような感覚で、映画を観ていただければ」とフランス映画の楽しみ方をアピールした。また、横浜出身でもあり、「東京での開催の雰囲気とはまた異なり、異国情緒あふれる横浜(での開催)は、世界唯一無二の映画祭になる」とアピールした。

 続いて、主催のユニフランス代表のイザベル・ジョルダーノが、ラインナップを表の通り発表。オープニング作品は『最強のふたり』の監督コンビによる最新作『セラヴィ!』。同映画祭がジャパンプレミアの場となる。その他、アニエス・ヴァルダ、JRの共同監督『顔たち、ところどころ』、フランソワ・オゾン監督『Double Lover(英題)』等の著名監督の新作が並ぶ。ルイ・ガレルがゴダールに扮する『Redoubtable(英題)』、注目の新星フィネガン・オールドフィールドが再生の道を歩む青年を演じる『マーヴィン~』にも注目が集まる。なお、日本公開未定作品は3タイトル。この日は、合計12本を発表。追加で2本上映予定。