時代劇好調、2018年以降公開は5作品等決定

 
 今年の実写日本映画の中で『銀魂』(興収38億5千万円)『忍びの国』(24億5千万円)『関ヶ原』(23~24億)と時代劇作品が好成績を上げており、2018年以降公開も表タイトル等が決定している。

 既に発表されたタイトルとしては、木村大作監督が、岡田准一主演、葉室麟原作で切なくも美しい愛の物語を映画化する東宝配給『散り椿』(2018年公開)。『後妻業の女』の鶴橋康夫監督が阿部寛主演で裏稼業“のみとり”を描く『のみとり侍』が東宝配給で2018年に公開される。

 松竹配給『曇天に笑う』(2018年3月21日公開)は、本広克行監督、福士蒼汰主演の娯楽アクション映画で昨年撮影し既に完成している。バーナード・ローズ監督の『SAMURAI MARATHON(仮)』は、幕末の安中藩で実際にあった日本初のマラソン「安政の遠足」を映画化する娯楽エンターテイメント。既に撮影は終了し、2019年公開予定。福田雄一監督は大ヒット作『銀魂』の第2弾となる『銀魂パート2(仮)』を準備中だ。

 この他、本木克英監督は『超高速!参勤交代』『超高速!参勤交代 リターンズ』に続く時代劇を企画中である。石井岳龍監督は既に大作時代劇を撮了し、2018年公開を準備している。『関ヶ原』の後に木村拓哉、二宮和也初共演の現代劇『検察側の罪人』を撮った原田眞人監督は2018年秋撮影予定で時代劇の映画化を準備している。

 また、11月17日に行われた『孤狼の血』の業界関係者向け試写会のトークイベントで主演の役所広司と白石和彌監督が時代劇を二人で製作しようと話し合っていることが明らかにされた。