そう言えば、随分前に夜中にカミュから電話が掛かってきて

「ママ、今テレビ東京の方にナンパされました。家に来たいと言っているが良いでしょうか。」

と言われたことがありました。

 

別にナンパして来た人間の職種まで報告してくるな、

むしろ

ナンパされたことを相談してくるな。

自慢かコロス。

 

と思ったのですが、そうではなく撮影許可だったのでした。

 

「あらまぁ。それは良い宣伝になりそうだから家に上がっていただいて散々宣伝しなさいな。」

 

と伝えて、カミュさんはそれを遂行したのでありました。

 

 

なのでヤラセではありません。

 

 

 

 

みなさま

 

ごきげんよう。

 

ママです。

 

 

本日、先ほど

テレビ東京にて放送された

「家、ついて行ってイイですか?」

にメンバーのKamusが出ていました。

 

 

ワロリンヌ。

 

 

 

 

 

出演者のお一人が

「オネエとかよくわからない。」

 

と仰っておりました。

とても素直なご意見だなと思ったので

それに触れてみたいと思います。

 

 

 

 

結論から言いますと

普通はその通りだと思いますよ。

 

 

そして、むしろそれで良いですよ。と思いました。

 

人の価値観とか認識というものは

そうそうすぐに変わることはないと思うのです。

 

だから「LGBTとかオネエとかヲカマ」を知ってるから偉いとか

そういうことは絶対ないと思うのです。

 

それに、ご年配の方になればなるほど

「ゲイ」って意味わからないし、認められない可能性高いじゃないですか。

この話するととんでもなく長くなると思うし

場合によっては不適切になるかもしれないので

深くは書けませんけれども

 

唐突に私たちの最近出したアルバム

image

「Snack ENVii GABRIELLA」

アマゾンとかいろんなところで買えるよ★

 

 

 

 

これに収録した「Lover Boy」という曲の冒頭で

 

君のせいじゃないよ

世間のせいでもないし

進化にまつわる遺伝子レベルの話

 

って歌っているんです。

 

(突然の営業乙)

 

私、個人的にはここに全部が詰まっていると思っていて

 

「ゲイをオープンにできない事の疑問とか不満の所在」って話なんですけれども

 

カミングアウトを渋る彼氏がいけないわけでもなく。

「LGBTを認めない世間」が悪いわけでもなく。

 

突き詰めたら、そもそも「子孫繁栄とか進化」というのが生物の原点なのであるとしたら

「子孫を残せない何か」というものに拒否反応が出るというのは自然の事ですよね。

なので、文句を言うなら遺伝子レベルでクレーム入れないといけないですよ。

そんなことできないし彼氏にあたれないから、つら。

 

って歌詞なんですが。

 

 

この前NETFLIXで

「フルーツバスケット」ってすんげー昔のアニメ見てたんですけれども

そのセリフの一つで

 

「優しさとか思いやりっていのは本能的欲求ではないから

元来人間は持って生まれていない。

だから、優しさや思いやりは生きてく上でそれぞれがそれぞれの形で育てて行くものなので

形も違えば大きさも違う。」

 

って言うようなことを言ってたんです。

 

「LGBT」に対する認識、果ては未知のものや新しい思想などについても

そう言うことが言えるんじゃないかなと思うのです。私。

 

「オネエ」とかそう言うものが子供の頃や若い頃から身近にある世代と

そうではない世代には、そう言う違いがあって、スタート地点が違うのですよね。

 

そうなると、あとは個人の容認力とか、感覚とか、好き嫌いのレベルですから。

「LGBT」に対しての認識や寛容であると言うのは

人それぞれレベルが違うわけです。

 

「当事者」>「認めている人」>「認めているけれどもよくわかってない人」>「知っているけれども興味ない人」>

「知っているけれども認めない人」>「知っているけれども拒否反応出る人」>「知らない人」

>>>>「迫害しようとする人」

 

大まかに言うとこのくらい当事者と最後の人の間に開きがあるのですよね。

 

その上で、「認められない」と言う人や「わからないしわからなくても良い」って人に

押し付けるような話ではないのかな。

と思います。

 

なので、良いと思ってもらえれば「ありがとうございます

好きじゃなかったら「ご縁がなかったということで」

 

で良いじゃないかなと。

 

これは突き放しているわけではないのです。
どんなアーティストや芸人やタレントでも同じなのです。
突き詰めれば、世界の全ての関係がこれで成り立っているのです。
 
だから、特別「LGBT」だから。
ってことはないのです。
 
(もちろん「そう」だからと言うリスクは他より伴うことも認めますけれども。
 それによる恩恵を受けてしまえるところもこの時代ならではですよね。)
 
その上で、私たちは
「エンターテイメント」をしたいので
「エンガブ面白い」って観てくれた人や聴いてくれた人が
思ってくれたら本当に嬉しい。
 
それにおまけとして
 
「エンガブはLGBTなんだ。LGBTってなんだ。調べてみようそうしよう。」
ってなったら御の字です。
 
 
「私たちが日本のLGBTを背負って立つ!」
みたいなおこがましいことを考えられる立場ではないので。
 
ただ、他の方よりも
少し人前に出ることが多いので
役に立てるならば、当然させていただきますし
何か偏った偏見が生まれないようにと言う配慮はしているつもりです。
 
(それであの動画かよ。と言うツッコミは知りません。)
 
 
 
私たちは、あくまでもアーティストでありタレントなので
メインは「音楽とエンタメ」です。
 
観て喜んでくれて
笑ってくれて
日々のエッセンスになって貰えたら一番だと思います。
 
 
ありがたいことに、徐々にラジオ出演や雑誌など
人の目に多く触れる機会をいただくことが多くなってきました。
 
今回のKamusのTV出演は棚ぼたですけどw
 
 
なので、嬉しいなありがたいなと思いつつも

浮つかないようにしないとな。

そう言うところ。

 

と思った私であります。

 

 

 

ただただ、「Kamusテレビ出てるー!ラッキー!」

とならない面倒な記事でした。

 

そう思って読んでしまった人。

 

 

すまん。

 

 

 

チャヲ。

 

 

P.S.

TVでカミュが言っていた

「3人で家を買うのが最終目標」

と言うのは事実です。

 

が、マンションにするか一戸建てにするかで

もめています。