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ママよ。

 

今日は久しぶりに、ライブレポートとかそういうものじゃないものを書いてみようと思います。

 

真面目に書こうとしているのに、

「ママよ。」

 

って切り出しで一気に出落ち感。

 

 

 

エンガブといえば、毎回何かあるごとに大ごとのように

ブログを書いてみたり、動画あげてみたり、ツイートしてみたりするユニットなんですけれども。

 

「これに人生懸かってます。」

 

的な感じで毎回大騒ぎしているという。

 

ヲカマなんてそんなもんなんだれども。

ほらドラマティックにしたがるじゃない?何でも。

 

 

服屋の「閉店セール」みたいなものよね。

”いつかは”「閉店」”しますよそりゃ”セール。

 

でですね。

特に私、そういうことをブログで書いてしまったりするんですけど。

気持ちは甲子園球児に匹敵するくらい暑苦しいのよ。

 

私、エンガブ始めた時にメンバーに言ったんですけど

 

「これが僕の音楽人生最後のユニットで、最後の賭けなんです。」

 

って。

 

だから、嘘じゃなくて。気持ちは。

 

エンガブのすべての出来事や挑戦は、

私の中で、全部最後の賭けなんです。

 

 

 

重。

 

 

 

 

 

自分でリミット決めなくてもいい。っていう人もいるじゃないですか。

私もそう思ってずっと音楽やってたんです。

 

サラリーマンになる姿も想像できないし

飲み屋で働いてる姿も想像できないし

ステージ立ってる姿しか想像できないし

 

親にも散々迷惑とか心配かけたし

いつまで音楽やってんのって笑われたりしたの悔しかったし

それでも応援してくれた人がいたし

 

でも、ある日ある時思ったんです。

 

「あ、このままこれやってたら、子供の頃に想像してた自分になれない。私は中森明菜(敬称略)になれない。」

 

って。

 

嗚呼生まれながらのゲイ。

 

ドウモアリガト。

 

 

 

その時に、じゃぁどうしたらこの自己満の世界から出ていけるのかな。

って考えました。

 

厳密にいうと「自己満で他人を楽しませて生きていけるかな。」っていうところです。

それは、結果、「エンターテイメント」ですよね。

 

私の世界のエンタメのダメだったところ。

 

それは、

「格好つけ過ぎて自分がわからなくなってたところ。」

「結局自分を否定してたところ。」

 

かなって。

 

コンプレックスとか、自分の嫌いなところを

全部いかにうまく隠してカッコよく見せるか。

 

っていうところにかなりのプライオリティを割いていた気がします。

 

そうしたら、他が疎かになるの、当たり前ですよ。

 

それで、自己分析して、どうやって夢を現実にできるかって考えて、

たどり着いたんです。

 

「エンガブ」に。

 

「ゲイ」だってこと、プライベートではオープンにしていたつもりです。

でも「souljuice」でやる時、そんなこと言いませんでした。

必要もなかったと思います。

そういう色眼鏡で見られるのが嫌で、フィルターがかかるのも嫌だった。

 

でも、夢の最後にたどり着くのに、それってすごく下らないこだわりだった。

 

目指すゴールのプロセスがどんなだっていいじゃない。

私、今までそんな綺麗に生きてきてない。

 

何のフィルターが掛かったって、どう思われたって

最後に望むものが手に入ったらそれが一番嬉しいじゃないか。

 

そう思った時に、やりたいことが、ブワーーーー!!っと

洪水のように頭に溢れてきて、そしてやることがはっきりしました。

 

 

私、今までに「ユニット」というグループでの活動をたくさんしてきました。

直近では「ZEUS」というユニットだったり

その前も両手に余るくらいのグループでステージに立ちました。

全部のユニットが大事だったし、一緒にやってたメンバーを大事に思ってる。

 

 

私は、グループが好き。

 

いくつかの違うものが重なって一つになる快感が好き。

 

だから、溢れたイメージの中にはグループというものは

マストで入っていました。

 

だから、二人が目の前に現れて、私は本当に嬉しかった。

言い方選ばないで言えば、

私の前にヒデキとカミュが現れて

一緒になった瞬間に私は、勝った。

 

私はね、そう思っている。

 

私の人生最後の勝負がこうやって始まったんです。

 

 

そして、3人で始めたエンガブに

応援してくれるGAViiが現れてくれた。

 

賛同して協力してくれる方々が現れてくれた。

 

 

 

先月あたりから、「アルバム製作中」って言ってて

いまだに製作中とか言ってて

 

「発売決定してんのにどんだけギリギリまで制作に時間かかってんだよ。」

 

って思いますよね。

 

 

今回のアルバム、私たちの初めての音源集で

それだけでも一大事なのに

その作品に、私たち以外のプロフェッショナルの方々がたくさん協力してくれています。

 

その一人一人の方に本当に感謝しています。

「エンガブ、楽しいね。頑張ってるね。一緒にやろうよ。」

って、言ってくれたのよ。

 

言ってくれたのよ!!

 

私たち、エンガブ初めて一年とかかもしれない。

でも、その前からずっとずっと

ヒデキもカミュも

 

何年も

 

一人きりで、ずっと泣きたいの堪えながら

「人と違うって素敵」とか

「オネエサイコー」とか言って

転ばないように、足が止まらないように

やってきた。

 

お願いします。って言いながら。

 

それで、「一緒にやろうよ!助けてあげるよ!」

 

って、その言葉をずっと待ってたのかも。

 

 

だから、「エンガブ」に今、手を差し伸べてくれた全ての人の気持ちに

全力で報いたい、答えたいから。

 

私たち、ギリギリまでこのアルバムと、リリパに全神経注いでます。

 

今までの曲が、ライブじゃなくて

その手元に届いた時に「もっとカッコよく聴こえるように」

この物体が手元に届いた時に「ずっと眺めたくなるように」

 

CDジャケットも盤面デザインも全部自分たちで作っています。

曲も全部自分たちで書いています。

着てる洋服も全部たちでアイディア出して作ってもらっています。

 

様々な方の手を借りながら。

 

 

皆様に私、ママが伝えたいのは

 

このアルバムは

「エンガブの始まりでしかないけれども、今の3人の想いの全てです。」

ということです。

 

どんなアーティストも出すCDに全ての想いを込めている。

 

それと同じ。

 

 

発売を楽しみにしていてください。

そして、リリースパーティーに

 

 

来なさい。

 

 

 

 

制作も終盤に差し掛かって、どうしても

こんな沸騰している気持ちを伝えたかった、私

 

 

ママよ。