地球温暖化の主原因として化石燃料の消費があげられ、自然が吸収しきれない二酸化炭素排出によるとされています。
そのため我々個人レベルでもエコな生活を要求されています。
そこで何が何でもすべてのエコ活動をしなければならないのでしょうか?
優先順位をつけて効率よく二酸化炭素排出量を削減した方がよい結果を得られるのではないでしょうか?
1.自然が二酸化炭素を吸収できない理由は?
確かに産業革命以降、化石燃料の消費は激しい増加をしています。けれども人の手によって二酸化炭素を吸収する世界の森林面積が1/3も減少しています。
縄文時代までは回復できませんが森林面積のある程度の回復措置を優先すべくことではないでしょうか?あまり取り上げられないので残念です。
2.日本での二酸化炭素排出状況(環境省公表DATAより)から見た優先順位は?
エネルギー転換(主に発電)部門、産業部(主に製造)門、運輸部門の3部門で全体の83%を占めていることがわかります。
優先順位としては上記3部門から手を付けるべきと思います。
エネルギー転換部門において、日本では石油、天然ガス等の化石燃料由来のエネルギーの消費により二酸化炭素排出量全体の41%が排出されています。原子力発電、太陽光発電、風力発電などに比率を上げることにより効果的に二酸化炭素排出をかなり抑制できます。
産業部門では節電設備や工程の導入等、運輸部門では電気自動車への転換や運送効率の向上等により二酸化炭素排出量を抑制しようとしています。
その他、家庭や廃棄物による二酸化炭素排出量はとても少ないことがわかります。
これらから、まず世界的に緑化することを最優先すべきことは明らかです。
しかし、緑化活動は経済的格差(貧困格差)などによりなかなか進展しません。むしろ森林面積は減少傾向で
SDGsで言われる言葉「環境問題に貧困問題あり」
があるようです。
一方、日本では二酸化炭素排出が突出した3部門からの削減パフォーマンスがキーとなっています。上記3部門以外からの二酸化炭素排出量削減は無理なく個人レベルでやれる範囲で現段階ではOKだと思います。
もう一つ大事なことは、世界ルールや国内ルールを決めなければなりません。そのためにも政治への働きかけや政治家の選出も大きな課題です。