電力使用による二酸化炭素排出量って電力会社によって異なるんです。

 

二酸化炭素排出量(Kg) = 下記表の係数(Kg-CO2/kWh)×電気使用量(kWh)

 

  で計算できます。

 

 

<係数が変化する要因>

 ・現在の日本では原発が稼働しているかどうかによって

 ・年度ごとでよって

 ・発電するために使用するエネルギーの種類によって など

 

 上記の3点で毎年の二酸化炭素排出量が変化します。工場や事業所が全国に点在している企業では集計がたいへんです。私の体験からもそう言えます。

 

 関西電力、四国電力、九州電力は原発が稼働しているので係数は小さく、他の電力会社では原発がストップしているか原発がないために係数が大きくなります。

 なぜなら原発は二酸化炭素を出さないからです。

 

 そのほか、どことは言いませんが石炭火力(世界的に嫌われている)を主にしているところでは係数は思うように小さくなりません。石炭はたくさんの二酸化炭素を排出しますから当然ですね。

 

 石油や天然ガスによる高効率型火力発電は二酸化炭素を排出しますが、従来型よりもかなり二酸化炭素排出量が少ないようです。この技術は世界トップクラスであるとニュース番組で聞いたことがあります。

 

従来技術での発電には地域差があるという事実です。

 

 そこで頼りになるのが再生可能エネルギーなのですがこれも地域差が今後出そうです。

なぜなら再生可能エネルギーは天候や気候の影響が大きいからです。

 

・日照時間の違い(太陽光発電)

・風速の違い(風力発電)

・地熱利用できない(地熱発電)

・ダムがない(水力発電)

 

 太陽光発電に関しては休耕農地、大規模工場跡地などの利用で普及しつつあります。そのうえ既存電力会社による企業の大規模建屋や工場屋根に太陽光パネルを設置して再生可能エネルギーの普及を促進しています。

 

再生可能エネルギーでも地域差が出そうです。

 

とわいえ、IT企業であるアップルは取引相手に「再生可能エネルギー100%の使用」を決めました。もう1社だけでは対応できません。生き残りのため社会構造改革を望む企業が増えています。

 

 

 個人的意見ですが企業レベルで考えるのでなく、日照時間が長い地域では個人宅レベルでの再生可能エネルギーの高調達が容易でないかと感じています。さらに農作物の自給自足がプラスされれば楽しそうな生活が待っているような気がしています。