社内にCSRやSDGsが浸透しない理由?

 

世間のあるあるや私の経験から考えて大きく3点が下記3点が挙げられると思います。

 

①経営陣が実質関与しない

②中間管理職者等を担当任命しただけ

③従業員が自分事として認識していない

 

 

考えられる理由

 

➀経営陣が実質関与しない

  顧客やサプライチェーンから要望があり漠然とした必要性はあるものの、自社の業との関連性や重要性が感覚的にわからない。だから、方針決定は後追い承認、定例会議や活動報告会議にほとんど出席しない。形式的な議事録にサインするだけ。このようなタイプは中小企業経営者に非常に多くみられる印象があります。

 これでは社員はやる気を起こさない。経営陣から見える形でリーダーシップを示さないと。

 

そもそも

取締役になってからCSRやSDGsを勉強したのでは遅すぎる

 

 

②中間管理職者等を担当任命しただけ

  経営陣がよくわからないから、中間管理職から担当者を任命して丸投げをする。任命されたものは勉強して、組織や方向性を提示し活動を始める。

  しかし、社内への重要性の浸透ができていないため経営陣と従業員の間に挟まれ身動きできなくなる。そして孤独感を感じるようになる。

 

担当者は一般に言われる

「SDGs孤独」「CSR孤立」「環境バカ」など悪評されることがある。

 

 

 

③従業員が自分事として認識していない

  もともと関心がなく、CSRやSDGsの存在も知らない。自分の仕事との結びつきなどわかるはずもない。それって給料UPにつながるの?そして自分には無関係と判断してします。

 

 

 

☆解決私策

 

 1.社内事情に精通しCSRやSDGsのスペシャリストを経営陣に取り込む

 

 2.結果責任は経営トップが負う組織統治にする(社外取締役が重要)

 

 3.民間の検定試験を推奨し知識の底上げを行う

   検定試験:ECO検定、CSR検定

 

 4.CSRやSDGsの社内勉強会で身近な課題であることを知る機会をもつ

 

 5.自分の仕事とSDGsロゴの紐づけ作業をやってみる(何かしらにつながる)

 

 

少しの関連性があればOKとし、意外な関係性を知ることができ、自分事としてとらえる機会となる。但し、紐づけた理由を決して否定せず、最後まで意見を聞くことが重要。