今回の旅、一番の目的地へ向かいます。

: 記載の内容は旅行当時のものです)

青梅鉄道公園本館

そこは「青梅鉄道公園」。子供の頃読んだ鉄道本で知った場所。

 

存在を知って40年近く経ってからの初訪問、その理由はX(Twitter)で見かけた
今月(2023(令和5)年8月)末をもって長期休館
の一文。これが今回の東京旅行の目的地選びに大いに影響したわけで。

) 青梅鉄道公園は2023(令和5)年9月から2025(令和7)年度末(予定)までリニューアルのため休館しています。

入場料を払って園内へ。休館目前とあって酷暑の平日でも来園客はそこそこいました。

正面玄関のフォトスポット

正門のすぐ先が正面玄関。新旧車両のフォトスポットがお出迎え。

 

・屋外展示

青梅鉄道公園のD51452

D51-452

青梅鉄道公園のクモハ40とC11-1

青梅鉄道公園のC11-1とクモハ40

クモハ40とC11-1

青梅鉄道公園のE10-2

E10-2の側面

E10-2
板谷峠の峠越え用に作られたE級SL。

E10-2のフランジレス車輪

急カーブを走るためのフランジレス車輪、間近で見られるとは。
(詳しくない人のために)フランジとは、車輪についている「帽子のつば」のような部分。SLのように大きめの車輪が大量に並ぶ場合、カーブを通過しやすくするため、このようにフランジを無くした車輪を組み込むこともある、とか。
急カーブにおいて、フランジをレールに押し付ける圧力のかかりすぎを防ぐ、ということかな? フランジがなければレール踏面(レールの上の面)を脱輪しない範囲で左右に滑りながら進むでしょうし。

青梅鉄道公園のクモハ40

引き続き屋外展示を。
SLと並ぶクモハ40を後ろ側から。

青梅鉄道公園のED16

休館記念のヘッドマーク

ED16-1
記念館(正面の建物ね)裏に佇んでいます。休館記念のヘッドマーク付。

ED16の奥には

青梅鉄道公園のSL4機

SL4台が鎮座。

青梅鉄道公園の5540と8620

5500形5540(左)と8600形8620(右)

5540の説明板

5540のナンバープレートとメーカーズプレート

5540の説明板とナンバープレート。ナンバーの下には製造年とメーカー名のプレートが。よく見れば

メーカー名のロゴ、当時にしてはなかなかシャレてる? このプレート自体がいつの製造かはわかりませんが。後から作り直した可能性もありますし。

5540の運転台

5540の運転台。カーブを描いた縁が、なんとなく初期型のSLのイメージ。

続いては

8620の機関士席側

8620の説明板

8620を左側から。本機はJR九州の保存機で何かとおなじみのような。

青梅鉄道公園の9608

9608の運転台

9608の説明板

9600型9608

青梅鉄道公園の9608と信号機

実は信号機2種と並んでいます。

さて、最後の4機目ですが

青梅鉄道公園の2221

2221の説明板

2120形2221
他の3台は屋根の下なのにこれだけは左側が青空の下。いくら長期休館前とはいえ、この錆っぷりは……(-_-;) 休館中にちゃんと直しますよね!?

2221の2エンド側

かろうじて屋根の下にかかる右側も、やはり釜の上が雨ざらしのようで……。

 

さて、屋外展示スペースは地形ゆえか2段構造。その下側スペースにあるのが

青梅鉄道公園の0系

0系新幹線。民営化後の一時期、JR東日本の緑色に塗り替えられて物議を醸した存在です。

0系の車内

転換クロスシート時代の普通車

0系の運転台

運転台
実は0系の運転台に入るのはこれが初めて。新幹線の展示車自体が少なく「運転台まで公開」となるとさらに少ないから。助士席側の乗務員室扉の側窓は開閉可能で、往時の新幹線車掌の気分も味わえます(^_^)
なお、昨年(2022年)にマスコンハンドルが盗難の被害に遭い、かろうじて代品を探して復活させた、との掲示が。盗り鉄か金属転売狙いか知らないけど、貴重な歴史遺産を傷つけるなよ!!(▽_▽メ)

ところで、この新幹線の目の前にはあるアトラクションが。

青梅鉄道公園のミニSL列車跡地

青梅鉄道公園のミニSL列車

それがこの「ミニSL列車」で、なんと廃止済。掲示曰く「故障して修理の部品が入手困難」とか書いてあったような気がしますが、ある意味「廃線跡」として展示物になってしまっているような(^_^;) まあリニューアルで撤去するのでしょうが。
ちなみに、ここにはもう一つ「弁慶号」というミニSLがED16の隣にありますが、そちらも休止中でした。

 

屋外展示だけで結構な量になりましたので、屋内展示は次ページへ。