梅雨も開けた炎暑の日、関西へ出かけました。色々とお目当てを決めて……。

: 記載の内容は旅行当時のものです)

そのお目当ての一つないし二つに会うため、訪れたのは神戸地下鉄西神・山手線 & 北神線。

まず新神戸から谷上まで移動、その折り返しに後部運転台越し(北神線はワンマン運転)にトンネル内を眺めていたら

前面中央に貫通扉

な灯りの列車とすれ違い。西神・山手・北神線では該当の車両はお目当てのみ、見間違いではないことを祈りつつ新神戸で待ち構えた結果

神戸市交1000形

この写真になりました(^_^) 今回のお目当ての一つ、引退間近の初代車両1000形。実は2代目の2000形(Wikipedia)、3代目の3000形(Wikipedia)より長生きという……(^_^;)

乗り心地を堪能しつつ西へ。「もう一つの引退間近な車両」は途中のすれ違いも無ければ名谷車両基地でも姿を見ず。

西神中央駅

そのまま終点・西神中央に着きました。ここで地図を見ると駅の先の陸橋から西神車庫が眺められるようで、そこへ行ってみると

神戸市交西神車庫

クリーム & ベージュ!?

西神車庫の7000形

そのまま炎天下を歩くことしばし、いました!!

西神車庫の7000形
(車庫隣の商業施設から撮影)

と言うわけで、「もう一つの引退間近な車両」北神急行から継承した7000形とも無事ご対面(^_^) 北神急行の神戸市交移管後も緑ベースの車体色にならず、約3年走り抜けてきた7000形、翌月(2023年8月)に控えたダイヤ改正で1000形共々引退が決まっており、最後の活躍を見せようとしていました。なお、今回の神戸訪問では7000形に乗る機会には恵まれず……(-_- )

余談ながら、この西神車庫も2025(令和7)年度を持って廃止、跡地は再開発の予定だとか。まあ車庫不足解消のために作られたとはいえ、工場たる名谷車両基地がすぐ近くだし、もう一方の端に位置する北神急行の車庫が市交「谷上車庫」になり、その役目を終えたということかな?

追記)1000形及び7000型は2023(令和5)年8月18日の西神・山手線ダイヤ改正により引退。写真の1118編成は2024(令和6)年1月14日付け、7052編成は撮影直後の2023(令和5)年8月1日に廃車搬出とのことです。

 

今回の神戸市交ネタは他にも。

神戸市交6000形

4代目の6000形(Wikipedia)。西神・山手線はこの車両に統一されました。

6000形の七夕列車

最初に谷上に向かった時の列車、季節企画の「七夕列車」でした。幼稚園児による短冊が各車の側窓に。
というわけでカラフルな短冊と竹で彩られた側窓を、谷上到着後に車外から。車内側は「願い事 & 氏名」という個人情報満載なので、さすがに撮れません(^_^;)

西神中央から市街地へ戻り

神戸市交5000形

リニア地下鉄の海岸線の旅。新長田に5000形(Wikipedia)がやってきました。これで一駅先の駒ヶ林駅へ。

駒ケ林の横山光輝三国志イラスト

神戸出身の故・横山光輝氏(Wikipedia)とのコラボプロジェクトの一貫、三国志の諸葛亮孔明のイラストが改札前でお出迎え。

ただ、相変わらずの大赤字続きの神戸地下鉄海岸線、非関西民の俺から見ても無駄投資としか。横浜のグリーンラインは「4両 → 6両編成化」を要するまでに増客したらしいですが、こちらはどう考えても……。
はっきり言って、海岸線はLRTで建設して「神戸市電復活」の方がよほどマシだったような。ついでに名谷車両基地で保存中の往時の車両を動態化、あるいは広電に譲渡した車両を戻して時折復活運行した方が、まだ注目を集めたかも。
まあ当時は、まだまだ「道路は車のためのもの」意識が強すぎる時代だったのかも知れませんけどね。

 

続きます。