本線試運転はお休みなので、次は沿線と設備を見てみましょう。
(注: 記載の内容は旅行当時のものです)
起点となる宇都宮駅東口停留場。東西連絡通路と直結しています。ライトライン唯一の有人停留場になるとか。
もちろん1階歩道からも直接アクセスOK。将来の宇都宮駅西口側への延伸に備えて敷地も確保済み(手前の空き地)。
東口交流広場の歩道橋から見たライトライン。東側への大動脈になる日を待っています。
ただ、忘れてはいけないのが本線試運転開始の2日後(2022(令和4)年11月19日)に発生した脱線事故。非常時を想定した「下り線での逆走運転 → 上り線に転線 → 右カーブで停留場へ」で想定外の急カーブになってしまった模様。これを報じるニュース映像はこちら。
営業運転前に線路の問題点が見つかった形だけに、ある意味「不幸中の幸い」になるのかな? その後、急カーブは対策が施されたとのことです。
他の施設に目をやると
標準的な併用軌道の停留場。スロープ完備。概ね上下線とも「交差点を渡った先」に設置されていました。つまり斜向かいな位置関係。
軌道内が舗装されていますが、専用軌道の停留場「平石中央小学校前」。ここは上下線の乗り場が同じ位置に。
ここから芳賀町方面へ進むと
そこは鬼怒川橋梁。右岸側より。
すぐ近くには釣り堀が。ここと日光の山々とライトライン、画になりそう(^_^)
さて、ライトラインの特色の一つが
一部に2面4線の停留場があること。平石(写真)とグリーンスタジアム前の2ヶ所で、快速と普通の緩急結合用。路面電車でそれをする路線が現れるなんて!!
なお開業時は普通列車のみ、快速は2024(令和6)年予定のダイヤ改正からだとか。
他に注目したいのが
ここ。宇都宮市東部のショッピングモール「ベルモール」と、その目の前にある宇都宮大学陽東キャンパス停留場(副名称: ベルモール前)(※)。
(※) むしろ正式名と副名称を逆にしてほしい……(^_^;)
ここには天然温泉銭湯がある他、もちろん飲食店も。ライトラインが開通すれば、「温泉入って、それから食事処でお酒を飲んで」と洒落込めるわけで。郊外の芳賀町側はもちろん、JR宇都宮駅周辺のホテルからもそれ目的のアクセス手段に。これはライトラインの活用法として期待大かも。
だって、私も開業後の再訪でそれやるつもりだし(^_^;)
(注: 予想通り、ライトライン開業後はベルモールへのアクセス利用が増えているとのこと。また飲み会等の需要喚起にもつながっている、とか?)
続きます。