今回の旅行、実は船旅もしていたりして。
(注: 記載の内容は旅行当時のものです)
それは青函航路。津軽海峡の船旅は発着地は微妙に違えど、乗らずじまいだった青函連絡船を思い起こさせてくれる、はず。
2社ある青函航路、今回は津軽海峡フェリー(公式サイト)に函館から青森まで乗ってみました。飛行機のダイヤの都合で復路も青森空港からになったので、そのついでに。
津軽海峡フェリーの乗り場は函館の市街地からは離れた場所。函館駅前からシャトルバスで片道約30分。
ここが津軽海峡フェリーの函館ターミナル。
今回の船「ブルーハピネス」(船舶紹介)。
今回は客室最前部の指定席「ビューシート」。徒歩客限定の割引運賃で3,000円未満で乗れました(^_^)
最前列の窓からは、前方の景色がバッチリ(^_^) ちなみに、ここはブリッジの下なので、夜間航海中はカーテンを開けるのは禁止。なぜなら客室の明かりでブリッジからの前方視界が妨げられ、航海に支障が出るから。
なお、最前列の席にはコンセントがあるけど、今回座った2列目には無し……。
函館ターミナルを後に、津軽海峡を青森へ。左の2隻は僚船「ブルードルフィン」と
高速フェリー「ナッチャンWorld」(紹介サイト Wikipedia)。1番船「ナッチャンRera」共々ほんの短期間でお役御免になった、悲運の船。現在は防衛省による借り上げの他、イベント船としても運用中。
さて、船旅。後方デッキから景色を眺めよう。
渡島半島に
函館山。
しかし、強風で途中から閉鎖(^_^;) というわけで窓からの眺めを楽しもう。
たぶん、津軽半島(^_^)
下北半島をバックに北上する僚船「ブルーオーシャン」。
前方に青森の街と港が。
前方右手に青森ターミナルが。左はもう一つの青函航路「青函フェリー」(公式サイト)の青森ターミナルと、入港目前の「3号はやぶさ」。
調べたところ同社はトラックや貨物輸送メインの「貨客船」の雰囲気が強く、それが津軽海峡フェリーを選んだ理由。
左手には青森駅周辺もバッチリ。三角形の青森県観光物産館「アスパム」(公式サイト)、青函連絡船八甲田丸(公式サイト)、青森駅の上空を横断する青森ベイブリッジ(Wikipedia)。
青森ターミナルで折り返しを待つブルーハピネスと津軽海峡フェリーのバス。
と言っても、青森駅へはこのバスではなく、コミュニティバス「ねぶたん号」(公式サイト 青森市サイト)で。
ところで、青函航路は片道約3時間40分ほど、船内ではどう過ごしたか?
ブルーハピネスの自販機コーナー。ここには飲料やお菓子以外に食事の自販機も。
その一つが長万部の駅弁「かなやのかにめし」(公式サイト)。冷凍品が売られており自販機コーナーの電子レンジでレンチンして食べる。結構おいしかったよ(^_^)
他にもカツサンドや助六寿司など、カップラーメンなども。なお電子レンジは冷食用の業務用と、持ち込み食品を温めるための通常型の2種類。間違えないようにご注意を。
他にも
ブルーハピネスの船内売店で
ひらかわ牧場(せたな町 公式サイト)のアイスクリームを買って、自販機のコーヒーをお供にデザートタイム。
両舷の前方にあるテーブル席「プロムナード」で、外の景色を楽しみながら。なお、船内売店と隣のレセプションは意外と早じまいだからご用心。
他にもシャワー室(今回は使わず)があったりと、4時間弱の船旅も意外と短く感じたほど。
津軽海峡を渡る旅、安定性なら新幹線だけど起床次第では船旅も十分ありだね。揺れなければ、だけど(^_^;)
ところで、ナッチャンなどの双胴・三胴などの多胴形高速船は、高速船ゆえの燃料費他のコスト問題以外にも、我が国の外洋では大きく揺れるとの声もあり、それも難点になっているのかも? ナッチャンも、佐渡汽船が一時期運行していた「あかね」(ナッチャンを参考に小型化。Wikipedia)も乗り心地の悪さが問題になったそうで。
一方、同じ多胴形高速船でも熊本フェリー(公式サイト)の「オーシャンアロー」(船舶紹介 Wikipedia)は現在も盛業中ですが、こちらは内湾の有明海を航行するからかな? 一度乗ったことあるけど揺れなかったし。
続きます。