昼夜の桜を見たところで、高遠の町で見かけたあれこれ(+α)を。

高遠への公共の足、それはJRバス関東。高遠の町の中心部に

立派な「高遠駅」(Wikipedia)を構えているほど。とはいえ窓口機能は訪問直前の2022(令和4)年3月末をもって終了、現在は車庫機能のみの無人駅ですが。
それでも桜のシーズンだけに、伊那市街地とを結ぶ高遠線での車外での発券や集札など、多くの社員が多客期のバスの円滑な運行に努めていました。

そんな高遠の町、高遠駅前の「御城下通り」を城址公園へ向けて歩くと

まずは高遠の地酒「仙醸」(公式サイト)の本社蔵、その前には酒造りにも用いた湧き水が。柄杓に汲んで更に手に注いで口へ……うん、おいしい水だ(^^)
もっとも、工場機能はとっくの昔に郊外に移っていますが、この本社蔵には直売店があり日本酒や焼酎などが購入できます。で、お土産に米焼酎「高遠」(商品紹介)を買おうと思ったら、送料が結構かかるらしく、断念……(- -;)

他にも、郵便局前のポストも青空と桜並木だったり

高台にある日帰り温泉「さくらの湯」(公式サイト)の前にも立派な桜の木があったり、高遠は桜と共にある町だと実感。

その高遠の町ですが

かなりの坂の町。道と建物の立地を見ればわかるかと。御城下通りは川を渡るためさらにアップダウンが激しく、おまけに桜シーズンともなれば土休日は大渋滞必至、城址公園はもちろん周辺の臨時駐車場もほぼ満車になるとか。

そんな高遠の町、桜シーズンに運行されるのが

この花見循環バス。高遠駅から約20分間隔で城址公園周辺を巡ってくれるので、高低差のある高遠の観光には役立ってくれそう。

他に今年(2022年)はこんなバスも。

高遠大橋を渡る赤いバス、実は

オープントップバス「めいぷるスカイ」(車両紹介)。JRバス関東の貸切車両で周遊バスとして運行。もともとは中国JRバス(公式サイト)が広島市内で運行していたバスで、同社からJRバス関東に1台貸し出されているとのこと。なお、写真はこの1枚のみ(- -;)

花見シーズンの高遠、マイカーは臨時駐車場に止めるか、もっと言うと飯田線や高速バスと路線バスを伊那で乗り継いで訪れた方がいいかも。で、御城下通りと城址公園は徒歩・循環バス・自転車利用で。

ついでにいうと、高遠へのJRバスは茅野駅からも出ており、さらに桜シーズンには

本数限定で臨時快速バスも(2022年は上下4本ずつ)。新宿からの特急あずさと茅野で接続、東京都心から3時間ほどで高遠へ。写真は新宿からの特急あずさ1号に接続する高遠行き1便。
本数で行けば朝から晩までほぼ1時間に1本の中央高速バス(伊那バス公式サイト)で伊那バスターミナル、そこから高遠線(人数がいればタクシー割り勘でも)がメインでしょうが、こんなルートもあるということで。

ちなみに、帰りの高遠線に乗るべく高遠駅に戻り、乗り場で行列に並んでいたら

国鉄バスの復刻塗装車が休憩中。「もしかして……」と一縷の期待を抱くものの

伊那市街地からのバスが折り返しでやって来ましたとさ(^^;)

なお、高遠・茅野地区のJRバス関東の路線では、Suica他の交通系ICカードは一切使えないので要注意。

 

高遠はここまで。その4へ続きます。