今日のランチは、チェック済みのある食事を初体験。

2010(平成22: 民国99)年11月25日(木)の続き

台北車站に着くと、反対ホームから10時18分発の区間車があったのでそのまま乗り換え。萬華に着いて地上に上がるとやっぱり雨。

萬華車站

行李房でキャリーを受け取って台北車站へ戻り、そのまま華華大飯店へチェックイン。今度も別館だが2階の道路に面した部屋。
インターネットで気象情報を調べると、今日の台北は最高気温が18℃程と判明、念のために持ってきた春・秋用の服に変更。雨は更に大降りになってきたが、それでも12時30分過ぎに再び街へ。今日の昼食にと決めた店があるからだ。

台北車站で捷運と路線バスが乗り放題の「台北パス」の一日用を買い、まずは淡水線で一つ北の中山へ。地上に上がり東へ、台北市警中山分局前で中山北路沿いに北上、次の長春路で右折して直進すると目的の店「春天素食餐廳」が見えてきた。

春天素食餐廳

「素食」とは肉や魚を全く使わないベジタリアンフードだが、中華では調理や味付けを工夫して肉や魚に似せた料理が一般的。
ここはそんな店の一つで、出発前に読んだ本である料理をチェックしていた。

驚異の刺身もどき

それがこの「刺身もどき」。マグロ、鮭、イカの刺身が並ぶが実はコンニャク。でも、見た目もそうだけどワサビ醤油で食べると本物そっくり!! 何をどうすればコンニャクが刺身になるのだろうか!?

肉炒めならぬ麩炒め

他にも肉炒めだと思ったら麩か何かだったり

野菜の蒸し餃子

蒸し餃子の中身は野菜だったり

野菜のフリッターとミニグラタン

さらにフリッターやミニグラタンらしきものも。いずれも材料は野菜だけ、本当に肉・魚は無し。

またテーブルには番号を書いたクリップが複数あり、オーダーメニューはこれを料理名を書いた札に挟むと後で配膳してくれるのだ。実は係のおばちゃんが3つほど持っていったのだが何を言ったのかよく分からなかった。その結果は以下の3品。

熱々のキノコ炒め

キノコで作った熱々の炒め物

イカもどきの炒め物

イカもどきとチンゲン菜炒め

青菜炒め

青菜炒め

更にワイングラスに入った飲み物も持ってきてくれたが、飲んでみるとドリンクビネガー。日本語で「ニホンノス」と言っていた意味が理解できた(^^;)が、これが口直しにちょうどよかったりする。

他にも担々麺やピザ(食べてないけど(^^;))もあったり、さらに

もやしの手巻き寿司もどき

ご飯の代わりにもやしを使った手巻き寿司もどき

五穀米

五穀米

中華風日本そば

「刻みキュウリやモヤシを載せてタレをかける」中華の涼麺風ソバ

さらにデザートも充実。

素食ケーキ

素食ケーキ

果物はもちろんケーキだってある。こちらは卵使用の表示が。「厳格なベジタリアンは卵や根菜類も食べない」とか聞くけど、その対策かな?
これだけ食べて500元だから、うまい上に得した気分。ただ、いくら野菜料理とは言え、ここまで記せば「中華の素食はダイエット目的で食べてはいけない」と理解できる、と思う(- -;) 何しろ基本的に油たっぷりだから。
2021-05-24追記)当時、台北市中山区にあった同店は2015(民国104)年6月1日をもって閉店、現在は大安区で営業中。また、台中市にも出店しています。

大満足したところで店を出ると、幸い雨も止んできた。そこで、当初予定通りの市内観光に出かけることに。

 

続きます。