旧客列車を途中下車、今日の朝食を買おう。

2010(平成22: 民国99)年11月23日(火)の続き

台東県北部の関山車站。

台鐵関山車站

この関山車站には朝から購入できる名物がある。それは

関山弁当の店舗

関山弁当

関山弁当の中身

この「関山弁当」(70元)。駅前の店で注文すればすぐに作ってくれる、東部幹線名物駅弁の一つ。これが今日の朝食その2。隣のファミマでお茶を買い、次の列車に備え足早に駅へ戻る。

今度は8時09分発の自強号2054次。これで一気に台湾南部の屏東へ。窓口に並びTR-PASSを示して指定券を……駅員が困惑した挙げ句、席番を端末を見ながら手書きメモ(- -;) 後の車内改札は車掌に怪訝な顔をされたもののパス。
車内で先ほどの関山弁当を開き、肉料理メインながらその味とご飯の旨さに舌鼓。これに比べて台鐵直売の弁当はどうもご飯が水っぽいような……今はそんなことないかな? 知本を過ぎてからカメラマンベストを羽織ってしばし朝寝。この自強号、台湾始め亜熱帯や熱帯名物の「冷え過ぎ」状態になってきたので何かを羽織らないとクーラー病になりかねない。何しろ、真夏でも長袖の上着が必須らしいし。
気づけば列車は屏東市内、身支度をして屏東着を待つ。

 

屏東車站

屏東は屏東県の県庁所在地で高雄からも列車で30~40分と至近距離。ここで途中下車してある場所へ。

屏東夜市入口

屏東観光夜市

それが「屏東観光夜市」。昼前にはもう大半の店が開店している不思議(?)な夜市。屏東駅前の交差点を右折して東へ徒歩約10分ほど。

ここに来たのは昼食のため。今日のお昼は

屏東肉圓

屏東肉圓の肉圓

台湾名物「肉圓」。肉メインの具をサツマイモから作った皮で包んだ、いわば「肉入りプディング」。上に乗ったパクチーの風味とポン酢らしきタレの味が相まって旨かった。ちなみに先ほどの関山弁当を食べたのが8時10分過ぎ、現在は11時30分過ぎでそれほど空腹ではなかったが、この屋台が大賑わいだったのでつい……と言うわけ(^^;)
とは言えやはりここは「夜市」、ジューススタンドなどまだ開店していない店も。夜になると賑やかだろうなぁ。

屏東慈鳳宮

食後は腹ごなしに屏東市街地を散歩。屏東車站前を直進したところにある「慈鳳宮」と言う寺廟を見に行ってみると、なかなか大きく派手。また近くに警察署(屏東県警屏東分局)があったが、よく見るとパトカーや白バイが庁舎前や横道に路駐。駐車場無いの!?
ちなみに夜市もそうだが屏東市内でもスクーターをよく見かける。レンタルバイクの店も駅近くにあるのでスクーターを借りて周辺を散策してもよかったが、今日は高雄での宿探しがあるので早めに屏東を発つことに。

キョ光90次

九曲道の旧橋梁

屏東12時22分発のキョ光90次に乗って高雄へ。海側の窓側席に座り九曲堂の旧橋梁を撮影。ちなみに客車は自動ドア装備の最新型で、座席の前後の間隔もゆとりがある。旅行の日記を書いている内に12時50分高雄着。屏東から30分足らず、列車はここで電気機関車に付け替え、台中北郊の豊原まで向かうので忘れ物に注意。

昨日は動画の取りすぎでCFカードが満杯になってしまったので、今日は予防のためホームのベンチでこれまでの映像をネットブックにバックアップ。
行李房で追加料金(1日分17元)を払って昨日預けたキャリーを引き取るついでに、気になる掲示を見つけたので筆談で確認すると、明日使おうと思っていた「行李託運」(手荷物託送サービス)は改築工事のため高雄車站では取扱中止、とのこと。明日はこれを使って荷物を台北に送るつもりだったのに、キャリーを持ち歩くことになってしまった。まぁ前日の段階で知ることができたのもラッキーと言えるけど。

 

続きます。