いつの間に、そんなに語彙力が豊かになったのか。
前は、"やらしいね"とか、"やらしいとこも好きだよ"くらいだったのに。
可愛い、いつも可愛いけど、可愛い。
今日はどんなふうにしてほしい?
おっぱい最高だね、感度もいい。
もうこんな、ぬるぬるしてる。うれしい。
ぬるぬる舐めるよ。
おくち、気持ちいいね。巧いよ。
何がほしいの?
どの向きからほしいの?
すごい締まってきたよ。
何処に、ほしいの?
いやらしい身体してるね。
投げ掛けられる言葉への返しは拙い。
"わかんない"と、"はずかしい"と、"ひみつ"と、を繰り返して鸚鵡にも劣る。
いつの間に、そんなに対応力をつけてきたのか。
前は、《唇》と《胸》と《花園》くらいだったのに。
耳も、首筋も、指先も、背中も、爪先も、覚えたらしい。
もっと、もっとと、
耳の貌を、鎖骨を、指の腹を、背と腰を繋ぐ窪みを、指と指の間にも、舌を這わせて教え込む。
優しく髪を梳く指先、指先を絡めてベッドに縫い止める掌、下から身体をきつく抱き寄せる腕、が好きだけれども。
どれも教えたのは、私じゃないのに。
賢い彼は、どんどん賢くなる。
愚鈍な私は、自ら騙され、愛されていると錯覚している。
早く、また、繋がりたい。