困ったものです。 -22ページ目

困ったものです。

好きなこと、感じたこと、ひとりごと。 気ままに書き散らかします。 ぼんやりしてたら、30代あっという間に過ぎちゃうからね!


「……好き?」
「ん?、好き。」

彼からの問いの、目的語は聞き取れなかった。
好いトコを擦り付けるのに夢中になっていたから。

それでも、「……」に入るのが
悪いコトをして過ごす此の時間なのか、
大きくて直ぐに回復する彼の其処なのか、
彼自身のことなのか。

どれであっても、私の答えは変わらないだろう。

「ねえ…好き?」
「好きだよ」

私は敢えて目的語を入れずに問うてみた。

そして、腰の動きを激しくした。

彼が「何」を好きだと言ってくれたのかは
自分の脳内で補うしかない。

今年の春には、本当に別れるつもりだった。
でも、できなくって身体の関係は続いている。

「好き」の種類が変化したに違いないけれども、
それでも、私には未だ彼が必要なのだ。

今年の秋には、大きな罰が下った。

―家庭を壊すつもりはない―

始まりのときの約束通りに、
彼は私に何の選択肢も与えてくれなかった。
分かっていたけれども現実に突きつけられると、苦しかった。

でも、今は諦めていた可能性を示してくれたことに感謝している。

彼と出会って3度目の冬を迎えて、年を越したら
これから先はどうなるか全く分からない。

どんな結末になっても受け入れる覚悟はできている。