充電したい。 | 困ったものです。

困ったものです。

好きなこと、感じたこと、ひとりごと。 気ままに書き散らかします。 ぼんやりしてたら、30代あっという間に過ぎちゃうからね!

 

彼が大事な試験中だったせいもあってか。

緊急事態宣言下のせいもあってか。

リアルでの逢瀬はずっとおあずけしていて。

 

毎日LINEえっちをしながら、

今月はきっと逢わないだろうなぁー、、

なんて思って迎えた睦月最後の金曜日。

 

”充電したいよー”ってLINEが入った。

ちょうど納期の仕事を終えて早く上がれそうだったから

”いいよー”って返して。

すぐに待ち合わせ場所を決めて向かうことにした。

 

彼は大事な試験を終えて、

人生のRe;startに最高な居場所を手に入れて

春には旅立っていく。

 

《同業者》という拘わりの中で彼と一緒に過ごしてきた。

たった一つの接点が消失してしまうのが、私は、とても寂しいのだ。

もう、滅茶苦茶に、しんどい。けど。

春までに彼を手放すことにして、残りの逢える時間は楽しむことにした。

 

先に駅に着いていた彼は、改札を抜けた私をすぐに見つけて。

いつもは外では我慢しているけれども。

手を繋いだみたら、きゅっと握り返してくれた。

 

すき。

 

以前は躊躇いもなく言ってたのに、何故か、声に出せなくって。

心にしまった。

 

ホテルの薄暗い灯りを頼りに向かい合って、

逢えなかった、この1月の出来事を互いにぽつぽつ話す。

時折、唇を合わせて吐息を重ねる。

 

いつもの欲求不満をぶつけてくるような激しいキスじゃない、

優しくてふわふわしたキス。

 

きっと、彼も、何か心境の変化でもあったんだろう。

私たちは、話さないし、聞かない。

それがちょうど良い、曖昧で、居心地がいい距離感をつくっている。

 

いつもなら、ホテルについたら、すぐに唾液が絡みあうキスをして

もう、お互いの弱いとこを責めて、責めれて、繋がって、果てたら、

またすぐ昂らせて、また繋がって、責めて、責められて・・・・

お互いの立場とか、家のこととか、脳ミソに麻酔を打って忘れて

本能のまま抱き合って、時間がきたらシンデレラより潔く、ハイ!御終いなんだけど。

 

今日は、何かが、違う。

彼の優しい腕に抱き締められて。

重ねた肌と肌の境界から穏やかに溶けて、一つになっていくような。

そんな、ぬくもりに包まれていた。

 

すき。。もっと、ずっと一緒にいたいよ。