【人間関係】めずらしい#現在進行形 | 困ったものです。

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好きなこと、感じたこと、ひとりごと。 気ままに書き散らかします。 ぼんやりしてたら、30代あっという間に過ぎちゃうからね!

 

先週の金曜日、ドタキャンとも言えないようなドタキャンをしたからなのか?

さりげない気遣いのつもりなのか?

 

「今週は締め切りがたくさんあって忙しいんだー。」と、のたまう彼。

 

はいはい、逢えないってことね。。

 

「あんまり無理しないでね!」と、そっけなく返す私。

 

たまたま用事が発生して、木曜日に彼の往きつけのBar経由の知り合いさんと逢うことになった。

別に報告する必要もないのだけれど。一応、LINEを送る。

 

「木曜日、なんやかんやで先生のお家にお邪魔することになったよ!」

「そおなんや」

 

反応薄っす!!と心の中で突っ込みつつ(笑)、木曜日を迎えた。

 

お約束の時間に先生のところへ行って、あれやこれやの相談事をした。

仕事のことや、夫さんとのこと、引越しのこと・・・

先生は自分のおもしろエピソードを時折織り交ぜながら、私の悩みに応じてくれた。

たぶん、先生が先生じゃなかったら、好きになっていただろうな。

不思議な魅力を纏った方で、一緒に居ると吸い込まれてしまいそうな感覚になる。

 

3時間くらいいかな?あっという間に時間が過ぎて、先生のお部屋からお暇したところで、ふとスマホを見る。

彼の定時をちょっと過ぎたくらいだ。

 

「おつかれー仕事上がったー。今なにしてるのー?」

 

忙しいってゆってたのに、絶妙のタイミングで彼からLINEが入った。

あんまり自分の感情を表に出さない人だけれども、こうゆうとこは、ちょっと好き。

 

「ちょうど先生のお家出たところだよ!楽しかったー♪」

 

ちょこちょこLINEのやりとりしてたところで、電話がかかってきた。

 

「これから逢うー?」

「んーどうしよっかなぁーまだ18時だしね」

 

逢いたいくせに、逢いたいとは言わない。

自分もなかなかの捻くれ者(笑)。

 

「とりあえず、そっち行けばいい?」

「分かったー待ってるね」

 

結局、逢うことになった。

 

お化粧直しながら彼が来るのを待って、今日はどうしようかと考えを巡らす。

飲む気分じゃないし、急に逢うことになった日は彼を早めの時間で帰さないといけない。

薬指に指輪なんてしている男を好きになるのは、難儀なことだ。

 

「今日は少しお散歩したら、早めの時間で帰ってね!」

 

待ち合わせ場所に来た彼への開口一番。

 

「ふーん。」

 

眼を逸らしてたから、空返事をした彼がどんな顔だったかは分からない。

 

それからは、よく知らない街並みを2人で歩いた。

仕事がどうだとか、最近どんな勉強してるかとか、とりとめもない話をしながら、ひたすら歩く。

 

明るい時間だから、手もつなげない。

触れ合えない距離がもどかしい。

 

前を歩く彼の背中に、抱きつきたくなる衝動を抑える。

胸が、寂しさでいっぱいになる。

 

「・・・どうする?」

 

真っ直ぐ行くとホテル街。

左に曲がると駅方面。

 

「私、方向音痴だから。」

 

答えにならない答えで、彼に委ねる。

 

「        」

 

何か呟いたか否か。彼は左に曲がった。

坂をのぼって、線路を越えて、駅につく。

 

そう、これでいい。

 

帰り際に、ほんの少しだけ手を触れ合わせて、私たちは別れた。

 

次、逢えるのはいつになるかな。