【人間関係】まだ一緒に居たい#現在進行形 | 困ったものです。

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好きなこと、感じたこと、ひとりごと。 気ままに書き散らかします。 ぼんやりしてたら、30代あっという間に過ぎちゃうからね!

 

「残業中ー。まだ帰れないー。」

 

彼からきた仕事上がりを知らせるLINEに、不機嫌な文面を返した。

そこそこの時間になっていたし、今日は逢えないかも・・・。暗い気持ちになる。

 

そもそも、今日はなんだか日が悪いんだ。

朝から夫さんと喧嘩して口もきかず。

出勤したら上司から悪い呼び出しを受け。

戻ったら大量の書類がデスクに詰まれてた。

 

「俺、今日は帰ろうかな。迷う。」

「はーい。今日は私、機嫌悪いし。そのほうがいいよ。」

 

たまには家に早く帰したほうがいいと思ってゆったのに。

 

「どうした?話聞こか。」

 

こうゆうとき、受け止めようとしてくれるのは彼の良さ。優しい性格なんだよね。

 

「つまらない愚痴ばっかりになるから。」

 

彼が私と過ごす時間は、楽しい時間であってほしい。なのに。

 

「ええよー。」

 

当たり前のように返してくれる。それが、嬉しい。

急いで仕事を片付けて、彼の待つ駅に向かった。

 

食べて、話して、飲んで、話して。たくさん笑って。

 

時間が経つのは本当にあっという間。

今日は待ち合わせたのも遅かったから、余計そう感じるのかな。

まだ一緒に居たいのに、ぶらぶらする時間も残ってない。

 

横断歩道を渡りながら、手を繋ぐ。

 

「まだ一緒に居たい」

 

言えないから、もじもじ、せわしなく手を組みかえる。

時折、彼の指にぎゅっって絡めとられる。

 

同じ気持ちでいてくれるのかな?

 

駅について、帰りの電車に二人で乗り込む。

遠回りだけど、途中まで一緒に居られる路線で。

 

乗り換えの電車がきて、指が離れて、彼が独りで乗り込む。

ホームでちゃんと見送って、「さよなら」しようと思ったのに。

 

なぜか、バイバイじゃなくて、こっち来て?って、おいでおいでしちゃってた。

 

なにやってんねんーーーーー!!!(笑)

 

彼は一瞬キョトンってして、電車を降りてくれた。

 

一度離れた指をまた絡めて、ホームの隅っこの柱の影に納まる。

優しいキスを繰り返す。上唇のほくろを指先でなぞった。

 

まだ一緒に居たい。でも、、、

 

「そろそろ帰らなきゃでしょ」

「そろそろ帰らなきゃでしょ」

 

お互いに同じ科白を言い合って、そっと手を離した。

 

次は、いつ、逢えるかな。。。