現代では、男性も女性も、更年期障害に苦しむ人が増えていますが、どちらの場合も共通して言えるのは、頑張り過ぎてしまうところなのです。



更年期障害は、分泌されるホルモンの量が減少することで起こりますが、それは体がもう、無理がききづらくなっている事を意味します。



元気が取り柄だというような人の場合は、自分の体力が衰えていくことに我慢ならないのです。



そして、無理に元気を装ってしまうと、症状はますます悪化します。



先ほど、更年期障害はホルモンの量が減少することが原因だといいましたが、ホルモンを作る場所は、女性の場合は卵巣で、男性の場合は副腎と睾丸です。



そして、それぞれの場所にホルモンを出すように命令するのが、のうの一番下に位置する脳下垂体になります。



ホルモンが分泌されると、血中のホルモン濃度が上がりますが、それが一定の濃度に達するまで脳下垂体の命令は続けられます。



ところが更年期になると、ホルモンを作る器官が衰えるため、それまでと同じ量を出せません。



いつまで経っても濃度が上がらないため、命令は止まらなくなってしまいます。



脳は、ホルモンを出し続けると手一杯となり、その結果、疲労感やそううつ状態、イライラなど更年期障害とされる様々な症状が現れます。



これらの症状には、大切なことは、本人が生活を改めることです。



パワーに満ちた若い頃の生活から、体を気遣う穏やかな生活へ移行しなくてはなりません。



逆に言えば、更年期障害は「健康になるラストチャンス」がやってきた合図だと思って下さい。



更年期障害と、はっきりいえる症状が出てこなくても、たとえば体力の衰えを感じたり、集中力の低下を感じたときが、移行の合図です。



ちなみに、太っている人は、概してホルモンの分泌がよくありません。なぜなら内臓脂肪、皮下脂肪ともに、脂肪の量が多いと、ホルモンに脂肪が吸着するからです。



そのほかにも、不妊症や勃起不全など、ホルモンの分泌に関係した症状に悩む患者さんには、太った人が多いです。