たとえばアメリカのスポーツ界では、オフシーズンをとても大切に考えています。



オフシーズンの過ごし方によって、来シーズンの成績や選手寿命が左右されるからです。



それというのもシーズン中に酷使された肉体は、オフの時期に、家族や友人とどれだけリラックスして過ごせたかで、回復に差があらわれます。



リラックスすると副交感神経が高まりますが、すると免疫機能がよく働いて、体の弱かった部分が回復し、病気になりづらくなるためです。



メジャーリーガーのような一流プレーヤーには、一人の選手に一人以上のトレーナーが付いていますが、オフシーズンの過ごし方も徹底して指導しています。



休養とは、本来ならば、それくらい重要視されて然るべきです。



ところが、現代の社会や学校は、その休息のとり方を教えてくれないばかりか、ろくに休みもとらず、猛烈に働き続ける人のほうが賞賛されがちです。



それではいつ体が破滅してもおかしくありません。



疲労を感じづらい人もいますが、やはり体は休養を求めているので、まだ大丈夫だと思っても、一週間に一度くらいはしっかり体を休めることが必要です。



体力をお金にたとえれば、休みを取らずに元気でいられると思うのは、極端に言えば、体に借金をしていると考えて下さい。



いつかはゆっくり休んで、借金を返済しなければいけません。



それを一ヶ月先、半年先と後回しにすれば、借金はたまり、利子がつきます。



借金の金額が膨らむほど、返しきれなかったときの代償は大きいです。



その代償こそが病気なのです。