週末は県リーグを戦いました。そこの会場でお世話になっているS先生はサッカーの指導者顧問になられて38年の大ベテラン。偶然にも共通の知り合い(先生の教え子さんと僕が知り合いだった)がいることがわかって、懇意にさせてもらっています。


その日、一緒に試合を見ながら先生の話を聞かせてもらいました。これまで色々な子供を見てきて、その子たちがどうなったか、日本代表になった選手もいたり、俳優になった子もいたり。先生は実は最初サッカーを教えたくて顧問になったわけではなかったようです。でも、子供たちと接する中で「気が付いたら38年!」と仰っていました。


先生から感じたことは「子供の自主性を大事にすること」であり、もっと大きく言うと「人を育てよう」としているんだと思いました。というのも、先生の教え子の多くは指導者になり、先生から教わったことをその下の多くの子供たちを指導しているんです。人を育てるというか、人を残すこと

本当にすごいと思いました。自分のチームを強くすることだけを考えているのではなく、今携わっている子供たちがどんな大人になって欲しいかを見ながら指導をする(接する)。

そして指導者になった教え子が、時々先生のところに遊びにきたり、試合で相手となり戦う。その話をしている先生はとても嬉しそうでした。


見ているところが全く違う。まだまだ自分は小さいです。

最後に先生は素敵な言葉を教えてくれました。


「僕は良い先生になりたいとか、良い先生だと思わない。でも、子供たちにとって記憶に残る先生になりたい」