スペイン遠征に行って感じた南足柄とスペインで対戦したチームの決定的違い。


先日のブログではポゼッションでは南足柄の方が勝っていたのに勝てなかったと書かせてもらいましたが、では、なぜ勝てなかったのか?考えていきたいと思います。


決定的違いは「ゴール前の勝負強さ」です。

チャンスを確実に決める、ピンチを身を挺して防ぐ。サッカーの一番の醍醐味。そこの差で負けてしまったと思います。これは単純にシュート練習を多くしてとか、GKを含めてしっかり守備の練習をするということだけでは埋められない差だと思いました。もちろん練習していかなければいけないんですが。


なぜ、スペイン人は勝負強いのかと言い換えることも出来ると思いますが、それはやはりリーグ戦を戦い続けている差ではないかと思います。日本だとリーグ戦という言い方をすると何か真剣勝負ではないというか、トーナメント戦一発勝負の緊張感とは違うものになっているような気がします。

簡単に言うとトーナメントとリーグ戦の緊張感は同じ公式戦でも違うわけです。リーグ戦が年間を通して戦うものではまだないからかもしれませんが。


スペインではリーグ戦がメインであり、負けても次があるわけですが、一試合一試合に賭ける思いは日本のトーナメント以上ではないかと思います。つまりその一試合に負けたら終わりだ!という気持ちで戦っているんです。

でも、現実には負けても次があるという事実があるだけ。だから「このシュートを外したばかりに負けた」という経験を多く積んでおり、勝負所で本当に決められる選手が良い選手となるわけです。


日本で、例えば中学生年代のクラブユースが毎月もしくは2ヶ月ごとにあったら、そのような勝負強さが身に付けられるのかもしれません。


まぁーそういった制度や環境は急には変えられませんからどうやったら勝負強いチームになるのか日々模索しているわけですが・・・・


その強さが身に付かないと上のレベルにはいけませんし、内容は良かったけど負けた・・・と続いてしまいます。

さて、どんな方法があるでしょう。