ぶはぁー(?)



ここ数週間ずっと悩んでいたことに解決の糸口が見えました!

悩んでいたのは

「なんで良い内容のサッカーをしていて結果が伴わないのか?」ということ。


でも、それ自体を考えても答えは出ません。(しかも、後から考えたら、とっても傲慢な考えですよね・・・)




なので、


「そもそも自分はなぜスペインに来たのか?」

「何をしに来たのか?何がしたいのか?」

「良い結果を今出すことが必要なのか?→では、なぜ悩む??」

「なんで結果が出したい?→周りに良く思われたいから??自己満足??」

「選手をどうしたい?」

「今、何をしないといけない?」

「自分の指導はどうなのか?」

「練習方法が間違っているの??」


などとずっと掘り下げて自問自答。

とにかく思ったことをノートに書いて、その周辺に質問、疑問を書き込み、自分自身に投げかけ続けました。


正直、苦しかった。逃げようとする自分にうんざりしたり、他のせいにしたり・・・

でも、続けました。


ここまで自分と向き合ったのは初めてかもしれません。


途中で「スペイン人が駄目だからなんだ。躾でできていないし、話聞かないし。これが日本人だったら・・・」と訳の分からないことを考え始めた時が一番酷い時のピーク・・・


「いや。ちょっと待てよ。誰のためにやっているのか?いつか指導するであろう未来の日本人選手のために今やっているのか?そうじゃないだろう。そうだったとしたら、今すぐサッカーを辞めろ。

そうじゃなくて、たった今、自分の目の前にいる(生意気だけど僕についてきてくれるww)

チームの子供達のためにやらないといけないんじゃないのか?」という考えが出てきた時に少しだけ光が見えました。


思うと、当たり前のことなんですが、それが分かっていなかった。分からなくなっていた。


そんなことを考えていた時に山田ズーニーさんの本を読み返しました。


おとなの小論文教室


というコラムを書いている山田ズーニーさんの本は、「考えるヒント」がたくさん詰まっています。


こうした方が良いという答えはない。そういう指南書でもない。アドバイスをするとか、マニュアル本でもない。


でも、読む度に深く考えさせられるというか、自分の思いを引き出す時に役立つような気がするので愛読しています。


本を読みながら、またパッと新しい言葉が浮かびました。



選手達がしたいこと と 自分がしたいこと(選手にして欲しいこと)


はなぜリンクしないのか?なぜリンクさせようとしなかったのか?ということ。


ついつい勝ちたいと思うあまり、「あれもしないとこれもしないと。あれもできてない。これもできていない」と考え、「教えてやっている」的になっていました。選手達の感情や思いを全く無視して、「俺はお前達のためを思って、やっているんだ。だから、もっと頑張らないといけないんだよ」と思っていた。

なので、選手がやらない、できないとイライラ。


それは自分の内側しか見えていないし、上記の事柄は完全に相対している。

選手がやりたいことは(ふざけや遊びにつながり)駄目なことで、自分がしたいことが正しいのだと。

本当にそう??


それでは、やっている選手はちっとも面白くない、モチベーションも下がる。それをみて僕はさらに怒る。

という悪循環が生まれていました。


選手達がやりたいと思うこと自分のやってもらいたいこと、はたまたチームとしてやらなければいけないことを上手くリンクさせる方法を自分は考えないといけないのではないかと思った瞬間、悩みの出口が見えました。


見えたのですが、今度は具体的に「それをどうやって伝えるか?」なんですよね。


少なくとも自分のことしか考えていなかった自分を反省する良いきっかけになりました。それを考慮しながら練習をしたら、久しぶりに楽しく、良い雰囲気で練習することが出来ました。これ一回で満足してはいけませんが。


感謝、感謝です。


前進あるのみ!