3、発見への導き
この方法は選手のアイデアによって問題を解決するように仕向ける方法であり、指導者は問題を選手に提示することによって答えへと導いていく。
目的:
・ 選手による創造性、感情表現の能力向上
・ 選手の積極的な参加により、目的達成に到達する(つまり選手による)
・ 選手はトライアンドエラーを繰り返す
・ 意味を与える学習法
・ セッションのオーガナイズ、コントロール、規律よりもやろうとする過程が重要視される
・ フィジカル、技術という要素の他に協調性、認識力(理解力)が問われる
・ 最終結果より過程が評価される
特徴:
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指導者 |
選手 |
セッション前のオーガナイズ |
目的獲得の思案 考慮するべき項目: -目的を絞る -問題難易度の調節 -安全面の確保 -競争意識を高める
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過程評価に介入することも出来る
それぞれの必要性を指導者に伝える |
セッション実行中 |
メニュー紹介 学習法に沿って導く もし、選手が問題解決できない場合もポジティブに努力を促す |
指導者のメニューにそれぞれ応える。 個人、もしくはグループで問題解決に取り組む
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評価 |
教育的姿勢を貫く 各個人に適切な評価をする |
評価も過程の一つ。 意見や自己評価を伝える |
評価:
利点、使用法:
・ 認識(考える力)とフィジカルトレーニングを組み合わせた複合的方法
・ 自己責任、自己判断力の向上を促す
・ それぞれ違った解決法の探し方(個人的)
・ 新しい役割を伝える時に適している(一旦選手達が自分で考えているため)
・ モチベーションが上がる
短所、欠点:
・ 色々な問題が一度に表れる(主には技術的な問題)
・ トレーニングの量は減る
・ これまでの紹介した方法よりも評価が難しい
・ やりすぎ、もしくは知識不足により消化不良(混乱)を起こしやすい