2年に1回くらいは揺れ動く社会情勢のことを私見として書いている気がします。

 

最近の私見

築地市場・豊洲新市場についての私見 2017.7

新国立競技場についての私見 2015.8

 

まあその時代に生きているのは事実だし、書きたいことを書いているのですが。今回はまだまだ収束しないコロナウイルス。早く収束して欲しいし、それぞれ冷静な対応が必要だと思うし、リアルタイムなのでこれからも情勢は変わっていくと思うけど、ひとまず今書いておこうと思う。

 

1月中旬からこれは実はかなりやばいと思って近しい人にはそう言ってきたものの、大局に対して成す術なく今に至るのが少し悔しい。

 

日本ではダイヤモンドプリンセス号だとかのニュースも大きいけど、批判はすべきでないと思う。擁護するつもりもないけど、安部さんや厚労省などの関係各所の人は相当頑張っていると思う。批判などできない。むしろ首相責任で出した小中高一斉休校などは普通じゃできない英断。

 

これだけの情報が錯綜し、船や病院、検疫などその場その場で判断しなければならない状況でベストでないと思う方法をわざわざとる人はいなかったと思う。後から言うのは簡単。だから言う必要もない。

 

これ以上の拡大を防ぐことにやはり注力する必要がある。

ただ、中国からの情報が1月に入りだし、情報を抑えていたにしても発生から2か月程度からピークを迎えている状況は、日本でも同じ。

中国12月初旬発生→2月ピークを考慮すると日本では1月中旬発生→3月ピーク、EUアメリカは2月初旬発生→4月ピークとなることが容易に想像がつく。

 

そして、中国の友人に聞くと都市封鎖や隔離の徹底さは半端じゃない。そこまでやってやっと減ってきたことを考えると日本などはもっとピーク伸びる可能性がある。さらに今は全く報道がないが、これから最大の心配エリア、アフリカ大陸が待っている。3月中旬からアフリカとなると5月からがピークということになる。

 

そうなるともはやオリンピック開催は不可能で来年延期となる。ワクチン開発は2020年秋に完成し、大きく騒がれることなく2021年を迎え、終息宣言、晴れて2021年東京開催が美しい形となる。ここへ照準や引退を合わせてきていた選手は大変だけれど世界が安心して実施するためには仕方ないかなと思う。経済より安全優先。

 

今回の騒動で、いろんなことがあぶりだされているのももうひとつの側面。

WHOなどの機関が迷走したり批判したりしているのを見ているとやはり1つの時代が終わる時期なんだと思う。指示を出すべき人たちが出せてない中で自ら動いている人たちが出てきたこと。

 

自分で考え行動するチカラが日々の生活でも試されているのを感じる。普段指示待ちの人は今回かなり生きにくいはず。1つの報道に惑わされることなく意見を形成し、範囲を決めて決定・行動していくのが必要な生き方だと思う。インフル以上SARS以下と捉えて過剰反応しないのも1つの判断、近くに年配家族がいるから極度に慎重になるのも1つの判断でどちらも間違いではないと思う。

 

進まなかったリモートワークも嫌でも進むことになり、インバウンドに頼りすぎた政策、産業の見直しも必要。遠隔診療もやっと進むことになる。

 

そして見えないウイルスの対策で、処置から予防へと人の意識が切り替わることも大きそうだ。都心に住む便利さの裏側のリスク、買い占め・買いだめについて、普段の健康管理について、子供の生活について、無観客試合等、今まで当たり前のようにあったことをじっくり考える良い機会になるはずだ。

 

半年前は台風で日本中が大騒ぎだったし、9年前は東日本大震災だった。常にこの規模の災害はやってくる(それでも人はすぐ記憶から薄れてしまう)。

 

仕事も生活も価値観も本当に変えられるきっかけなんだと思う。

 

※新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html