最近読んだ本を紹介します。
乃南アサさんの「ウツボカヅラの夢」です。
- ウツボカズラの夢/乃南 アサ

- ¥1,785
- Amazon.co.jp
僕は、文庫版を読んだのですが、新発売でアマゾンで検索してもハードカバーしか出てきませんでした。
高校を卒業した未芙由は上京し、親戚の鹿島田家で暮らすようになるが、家族がどうも変なのだ。
顔を合わせることも無く、皆、てんでんばらばら。
しかし、お互いを嫌悪しているわけではない。
ではこの妙な違和感は何なのか?
やがて未芙由はその正体に気付く。
それは、彼らの平穏な日常を変容させるものだった。
こういう家族ドラマを書かせると、さすが乃南アサさんだと思いますね。
すごくリアリティーがあって、面白いです。
現実にありそうな話です。
昼ドラとかになったら、主婦は食いつくと思いますね。
簡単に書くと、鹿島田家は二世帯住宅で、祖父と祖母は1階に住んでいて、2階に未芙由の母とは従兄弟にあたる尚子、その旦那の雄太郎、長男の隆平と長女の美緒の4人で住んでいた。
2階の4人はお互いに干渉せず好き勝手に暮らしていた。
雄太郎は浮気し、尚子は家事もせず外で遊びまわり、隆平は年上の恋人の家で半ば同棲生活、美緒は高校受験を終えて遊びまわっていた。
そこに、未芙由が加わってまず、雄太郎が浮気相手を振って、未芙由に乗り換えた。
未芙由が美緒の部屋の掃除をしていて、開封した妊娠検査薬の箱が出てきたので、わざと尚子に分かるようにしたところ、美緒は妊娠していて大騒ぎ。
尚子は、子育てまで放棄して若い男に走る。
そのころ、隆平は彼女と別れ家に帰ってくるようになり、未芙由と付き合うようになる。
雄太郎が、3年を目処に鹿児島出張、美緒はニュージーランドに海外留学、尚子は若い男の家に転がり込み、一番の難敵の祖母は倒れて、未芙由の介護なしではいられなくなり、とうとう隆平と結婚して、鹿島田家の中心に未芙由が座ることに。
ラストの結婚式が圧巻で、よくこんな状況を考え付くなと思いました。
ある意味、怖いお話です。
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