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"会場の展示では、テレビ撮影などに利用するHIDランプを使ったソーラーケータイの充電デモも行っていた。太陽光はおよそ10万ルクスから12万ルクスくらいになるが、HIDランプは6万ルクスほど
<シャープ><ケータイ><モデル><AQUOS><ソーラーパネル>

<シャープ>


それでもおよそ300ミリワットくらいの発電をしていた"
シャープは5月27日、2009年夏モデルのラインアップ12機種を一堂に会した携帯電話事業説明会を開催
<ケータイ>

シャープが現在行っている通信事業に関する取り組みや方針、この夏の新モデルのポイントなどを紹介した。

説明会に登壇した執行役員 通信システム事業本部長の大畠昌巳氏は、4月の人事異動で携帯電話事業を担当する通信システム事業本部長に就任した人物。
2008年9月から2009年3月までは、中国向け携帯電話事業の陣頭指揮を執り、立ち上げたばかりの中国向け事業の拡大に貢献してきたキーパーソンであり、その前はMebiusやZaurus、WZERO3やSidekickなどのスマートフォンを手がける情報通信事業本部長という経歴を持つ
<モデル>

スマートフォンも携帯電話も知る人物がシャープの国内向け携帯電話事業のトップに就任したわけだ。

ちなみにウィルコムやイー・モバイル向けに供給しているスマートフォン事業や海外向けの携帯電話事業は、パーソナルソリューション事業推進本部が受け持つ。
こちらは今矢明彦氏が本部長を務める。
パーソナルソリューション事業推進本部は、これまでスマートフォンや海外向け携帯電話事業を担ってきた移動体通信事業本部と、PCや電子辞書、電卓、電話、FAXなどを扱っていたパーソナルソリューション事業部が統合した部署で、光センサー液晶を搭載したMebius「PCNJ70A」を開発したのと同じ部門。
今後は国内向けを通信システム事業本部が、海外向け及びスマートフォンはパーソナルソリューション事業推進本部が受け持ち、それぞれの市場への対応スピードを速めていくという。

需要創造型の商品で市場に活気を取り戻す

2008年度は、新販売方式の導入にともなって需要が減退し、買い換えサイクルが長期化した。
端末の出荷台数は通期で約3500万台と、5000万台以上の出荷があった2007年度から一気に3割以上も落ち込んだ。
さらに経済環境も悪化したことから、端末メーカーは携帯電話が売れない中で、厳しい戦いを強いられた。

しかしシャープは、2009年度にはある程度端末の販売台数が回復すると予測。
中国など海外への展開も含め、需要創造型の商品を開発し、市場に活気を取り戻したい考えだ。

「2008年度の出荷台数は大きく減ったが、一方で、年明け以降は店頭で一部の商品が品切れするなど、いい兆しもあった。
キャリアさんから追加発注をいただいたモデルもあり、ご要望に応えるべく対応している。
携帯電話の需要には底入れ感がある。
夏以降はユーザーニーズにマッチした商品を提案していくことで、難局を乗り切るだけでなく、市場全体を活気づけたい」

は、環境の変化や経済の悪化を背景に、ユーザーのニーズも変化していると指摘する。
従来は、ハイエンドモデルに人気が集まる傾向があり、市場の約半数がハイエンド、35パーセントがミドルレンジ、15パーセントがローエンドという構成だったが、現在はハイエンドが35パーセント、ミドルレンジが45パーセント、ローエンドが20パーセントと、売れ筋の中心がミドルレンジからローエンドにシフトしてきているという。

これは、新販売方式により端末の見た目の価格が上昇し、特にハイエンドモデルで、新しい製品を購入するために、これまでよりも高いお金を払わなくてはならなくなった一方、ミドルレンジやローエンドのモデルは、数年前のハイエンドモデルを軽く超える機能を持つ製品も多いことが原因だとは言う。

「価格差が明確になったことで、ユーザーのニーズはミドルレンジやローエンドにシフトしている。
今後はニーズの変化をきっちりとつかんだ商品を提案していく。
このユーザー目線に注視しながらの商品作りが、市場での大きなポイントになると考えている」

こうしたことを踏まえ、2009年度は「グローバルな視点とユーザー目線で商品力を強化する」と。
特徴のある独自機能をさらに強化しつつ、ユーザーに新たな価値を見いだしてもらう商品を提案して競争力とし、リーズナブルな中にもきらりと光るポイントを盛り込んでいくという方針を示した。

2009年夏モデルのポイントは10M CCDカメラとソーラーパネル

シャープの2009年夏モデルの特徴的な機能としては、10MピクセルのCCDカメラとソーラーパネルが挙げられる。

自社開発した1000万画素のCCDセンサーをいち早くケータイに搭載した点は、デジタルカメラを持たないシャープならではといえる。
この10MピクセルCCDカメラは、ドコモ向けの「AQUOS SHOT SH06A」「SH07A」に搭載しているほか、ソフトバンクモバイル向けの「AQUOS SHOT 933SH」にも採用した。

AQUOS SHOTは、絶対的な画質の高さに加えて、依然として高いケータイカメラの「簡単さ、失敗しにくさ」に対するニーズに応えるため開発されたのが大きなポイントだ。
は「ここぞというシャッターチャンスで、失敗せずに写真を撮りたいという課題に取り組んだ。
ユーザーに新たなケータイフォトライフを提供できるよう、デジカメケータイの最高峰を目指したのがAQUOS SHOTだ」と胸を張った。

ソーラーパネルを搭載したau向けの「SOLAR PHONE SH002」とソフトバンクモバイル向けの「SOLAR HYBRID 936SH」は、シャープの得意分野である太陽光発電の技術を携帯電話に応用したものだ。
外出中にバッテリー切れを経験したことがある人は、携帯電話ユーザーのかなりの割合をしめるとされており、携帯電話に関する不満として「バッテリー切れ」は常に上位に挙げられる。
シャープ自身も、端末メーカーとしてこの課題には真剣に取り組んできた。

「なんとかバッテリーの問題を解決したいと省電力化やバッテリーの容量アップなどを行ってきた。
国内初のソーラーパネル搭載ケータイは、シャープなりの解決策の1つ。
0をプラスに変える、意味のある提案と考えている」

携帯電話に搭載したソーラーパネルは、モバイル向けとして小型半導体パッケージング技術を応用して、厚さ0.8ミリを実現した。
多結晶シリコンを採用しており、セル表面の電極をデザインできるなど、これまでにない特徴もある。
エネルギー効率は13パーセントと、薄型化や強度の確保、デザイン性の向上などにより犠牲になっている部分もあるようだが、理論上は20数パーセントまで上げられるめどは立っているという。
今後は効率を上げつつコストを下げ、ほかの機器への展開も考えていく。

なおソーラーパネル搭載ケータイについては、ソフトバンクモバイルやauの発表会で「太陽光の下で10分充電すると1分の通話か2時間の待受ができる」としか説明されていなかったが、今回のシャープの説明会で「60分充電すれば6分通話できる」「曇りでもある程度は充電できる」といった説明があった。

AQUOSブルーレイとの連携やカーナビ連携、デザイン・UIの強化も

10MピクセルCCDカメラやソーラーパネルのほかにも、いくつか独自の機能を用意した。
その1つがAQUOSブルーレイとの連携機能だ。
USBケーブルで対応端末の「SH07A」「SH06A」「SH05A」とAQUOSブルーレイBDHDW40/35/32を接続すると、AQUOSブルーレイ側で録画したケータイ向けの高画質映像640×360ピクセル/秒間30フレームが短時間で転送され、端末側でワンセグで録画するよりも美しい映像が楽しめる。
一部他のメーカーでも用意している機能だが、家電との連携は、強力なブランドを持つシャープとしてみれば、当然目指す方向の1つだろう。

またカーナビ連携機能として「フォトリモ@ナビ」を実装した点にも注目だ。
フォトリモ@ナビは、iMapFan上で取得した位置情報を、携帯電話を操作することなく対応カーナビに転送できるのがポイントのサービス。
対応カーナビとは事前にBluetoothのペアリング設定をしておく必要があるが、それさえしてしまえば、車に乗ったときに携帯電話に一切触れることなく目的地の設定などができてしまう。
対応機種が増えてほしいサービスの1つだ。
カーナビが得意な到着予想時刻などを、携帯電話を通してメールする機能なども使えるため、待ち合わせなどにも活用できる。

「mirumo 934SH」に搭載したメモリ液晶Polymer Network Liquid Crystalもシャープらしい独特の機能だ。
省電力で常時表示が可能な大画面サブディスプレイには、一定の需要が見込まれ、時計やカレンダーなどとして携帯電話を活用したい人には注目の機能といえる。
そのほか、防水端末も多数ラインアップし、携帯電話の故障原因の1つである「水ぬれ」が起こりにくくしているのもポイントだ。
は「防水はいまやケータイの標準機能として求められるもの」と話し、今後も防水ケータイのラインアップを拡充することを明言した。

中国市場にも積極展開

2008年6月に「AQUOSケータイ SH9010C」を投入して以来、中国市場ではこれまで6機種34バリエーションを展開しているシャープ。
およそ4000元約6万円暮らしのハイエンド機種からミドルレンジの機種までをラインアップし、販売台数を伸ばしている。
2009年5月には、最新モデルSH9110Cを投入し、中国市場にはさらなる攻勢をかける計画だ。
今後は1000元から2000元クラスの普及モデルにもラインアップを拡大していく。

2009年度はシェア30パーセントを目指す

のリーダーシップのもと、シャープは2009年度に「5年連続シェアナンバーワン」そして「国内シェア30パーセント」を目標に掲げ、通信事業のV字回復を実現する構えだ。
売り上げは4900億円、販売台数は1230万台国内830万台、海外400万台と堅めの予想しか出していないが、シャープ自身が「およそ3300万台程度」と予想する国内市場で、シェア30パーセントを実現するためには、1000万台以上の台数を販売する必要がある。
欧米を中心に広がりが出てきているスマートフォン市場にも、広く展開していきたい考え。

は「ケータイを取り巻く環境は大変厳しい。
しかし、さらなるシャープらしさでユーザーにいい商品を展開していく」と宣言した。

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<AQUOS>

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