2025年、高市早苗政権下で「経済安全保障」の最前線に立つ小野田紀美担当相。12月23日の記者会見で見せた彼女の毅然とした姿勢が、ネット上で大きな注目を集めている。焦点となったのは、レアアース(希土類)などの重要資源における「中国依存」からの脱却だ。



■ 「忖度」を捨てる覚悟:他国に依存するリスク
小野田氏は会見で、「他国に忖度するのではなく、自国の考えをしっかり述べていくことが重要だ」と断言した。これは、特定の国が気に入らないことがあれば経済的な圧力をかけてくる「経済的威圧」に対し、明確にNOを突きつけた形だ。


背景には、台湾有事を巡る日本のスタンスに対し、中国側が渡航自粛などの対抗措置を取っている現状がある。小野田氏は「気に入らないことがあれば経済的威圧をしてくる国に依存しすぎるのはリスクだ」と述べ、サプライチェーンの多角化こそが、国家の独立を守るための「当たり前の対応」であると強調した。


■ 記者との激論:内閣支持率か、国益か
会見が紛糾したのは、フリーの横田一記者による質問からだった。横田記者は、中国からのレアアース輸入が停止した場合の莫大な経済損失(年間GDP1.3%減、約7兆円)を指摘。高市政権が対中強硬姿勢を崩さないことを「国民生活を二の次にした内閣支持率ファーストの姿勢だ」と激しく批判した。


これに対し、小野田氏は「ちょっと何を言っているか分からない」と一蹴。「支持率を考えて政策をしている人はいない。日本のため、政策を前に進めることしか考えていない」と、政治信条を真っ向からぶつけた。


■ 「パンダがいなくなる」か「日本の背骨を守る」か
さらに横田記者は、インバウンドの減少やパンダがいなくなることなどを挙げ、「国益を毀損している」「反省すべきだ」と詰め寄った。しかし、小野田氏の答えは揺るがなかった。「他国に忖度することなく、考えをしっかり述べていく」。この言葉には、目先の利益や娯楽よりも、国家の根幹を支える資源の自立と主権を優先する、高市政権の強い意志が反映されている。


事実、高市首相は既にトランプ米大統領とレアアースの安定調達に向けた枠組み作りで合意しており、脱・中国依存に向けた動きは加速している。


■ 結び:経済安保の正念場
「経済的損失が出てもいいというのが基本姿勢だと理解した」という記者の捨て台詞で幕を閉じた今回の会見。しかし、大和総研のリポートが指摘するように、特定国への過度な依存を解消し、重要鉱物の安定供給を確保することこそが、今まさに政権に求められている「真の国益」ではないだろうか。


小野田大臣の言葉は、単なる強硬論ではない。それは、日本が「自律した国家」として生きていくための、覚悟の宣言とも受け取れる。

2000年のシドニー五輪、あの伝説の決勝戦で日本中に強烈なインパクトを残した柔道家・篠原信一さん(52)。



かつて畳の上で猛者たちをなぎ倒し、日本男子代表監督として厳しい眼光を光らせていた「闘将」のイメージが、今、劇的な変化を遂げている。



■ ネット騒然!「強面」から「優しいおじいちゃん」へ
24日までに更新された篠原さんの自身のInstagram。そこに投稿された一枚の写真が、ネット上で大きな反響を呼んでいる。「泣くな~明日はクリスマスイブやで」というコメントと共に投稿されたのは、サンタの帽子を被り、シルバーヘアをなびかせた篠原さんが、愛おしそうに赤ちゃんを抱っこする姿だ。


驚くべきは、その写真に添えられた「#孫」というハッシュタグ。かつての「柔道界の巨人」が、いつの間にかおじいちゃんになっていた事実に、フォロワーからは「え~!いつの間に!」「あの篠原さんがおじいちゃんなんて信じられない」といった驚きの声が殺到。道場で勝負師として見せていた険しい表情は影を潜め、そこには孫の機嫌を伺いながら「オモチャで釣らないと泣かれる」と苦笑いする、一人の優しい祖父の姿があった。


■ 奈良から信州へ。異色の「ブルーベリー農家」への転身
篠原さんの変貌は、外見や家族構成だけではない。彼のライフスタイルそのものが、数年前から大きな転換期を迎えていた。


2012年のロンドン五輪まで男子日本代表監督を務め、その後はタレントとしても茶の間を楽しませていた篠原さんだが、2020年4月、意を決して拠点を奈良から長野県・安曇野へと移した。そこで彼が選んだ第二の人生は、なんと「ブルーベリー農家」。


現在は、自らの愛称を冠したブルーベリー農園「しのふぁ~む」を経営。大自然に囲まれた信州の地で、かつて柔道着を握っていた手は今、繊細な果実を育てるために使われている。シルバーヘアの今のスタイルも、この自然豊かな環境の中で生まれた、現在の彼を象徴する姿なのだろう。


■ 柔道の「静」と「動」、そして幸せな現在地
シドニー五輪での「誤審騒動」による銀メダル。日本中が悔しがったあの瞬間から25年近くが経とうとしている。


現役時代の激闘、監督としての重圧、そしてバラエティ番組で見せた明るいキャラクター。その全てを経て、篠原さんは今、安曇野の澄んだ空気の中で、家族と孫に囲まれ、穏やかな時間を過ごしている。


今回の投稿で見せた、孫にメロメロな「別人級」の笑顔。それは、勝負の世界を駆け抜けた一人の男がたどり着いた、最高に幸せな「セカンドキャリア」の形なのかもしれない。


22日深夜放送のTBSラジオ『かまいたちのヘイ!タクシー!』にて、かまいたちの濱家隆一氏が、新幹線移動中に遭遇した「モヤモヤすぎる体験」を告白しました。リクライニングという、公共交通機関において永遠のテーマともいえるマナー論争に一石を投じるエピソードに、リスナーからも多くの反響が寄せられています。

 


座席を倒してわずか5秒。背後から伸びる「謎の手」
事件は、広島の福山駅から岡山駅へ向かうわずかな移動時間に起きました。座席に座り、パッと背もたれを倒した濱家氏。しかし、そのわずか5秒後、座席の隙間からニュッと手が出てきて、肩を「パンパンパン」と叩かれたといいます。


振り返ると、そこにいた女性客から放たれたのは「シートを戻してください。もうちょっと浅めにしてください」という衝撃の要求でした。あまりに唐突な出来事に、濱家氏は反射的に「すみません」と謝り、座席を戻してしまったといいます。


「サービスに含まれているはず」濱家の正論と葛藤
後から冷静になった濱家氏は、ラジオでその不満を爆発させました。「新幹線の座席は倒れる構造になっている。それはサービスの範囲内のはず。文句があるなら、俺ではなくJRに言ってほしい」という彼の主張は、まさに正論です。


実際、リクライニングを巡るトラブルは絶えませんが、正当な権利として設置されている機能を制限されることへの違和感は、多くの新幹線利用者が共感するポイントでしょう。再び倒してトラブルになるのを避けるため、岡山駅までの短い間、濱家氏は「何でやねん」というモヤモヤを抱えながら過ごすこととなりました。


衝撃の結末:自分は倒すんかい!
しかし、この話には芸人・濱家氏も驚くほどの「理不尽なオチ」が待っていました。岡山駅に到着し、降車する際に「一体どんな奴なんだ」と後ろを振り返った濱家氏。すると、驚いたことに自分に「戻せ」と要求したその女性は、自らの座席を「めちゃくちゃ深く」リクライニングさせていたのです。 


相方の山内健司氏が「お前倒してるやんけ、と言わなかったのか」とツッコミを入れると、濱家氏は「さすがにそれは言えない」と苦笑い。さらに、怒りに燃えて顔を確認した濱家氏を脱力させたのは、その女性の容姿でした。


「絶世の美女」に負けた悔しさ
「顔をパッと見たら、めちゃくちゃ可愛かった。絶世の美女。悔しい」
理不尽な要求を突きつけ、自分は悠々と座席を倒し、しかも文句のつけようがないほどの美人。濱家氏はその圧倒的なキャラクターの前に、怒りよりも「悔しさ」が勝ってしまったと明かし、スタジオを爆笑に包みました。


どんなに正論を抱えていても、最後は相手の圧倒的な個性に毒気を抜かれてしまう。濱家氏らしい、少し情けなくも人間味あふれるエピソードは、マナー問題というデリケートな話題を、見事なエンターテインメントへと昇華させていました。

23日放送の日本テレビ系『超特大さんま御殿SP』に出演した、令和ロマンの松井ケムリ氏。M-1王者として多忙を極める彼が、移動中の新幹線で体験した「あまりに理不尽なファン対応」を告白しました。サービス精神旺盛な芸人の立場を逆手に取ったかのような、あまりにも無神経な振る舞いに、スタジオは驚愕と失笑の渦に包まれました。



深い眠りを破る「トントン」の正体
事件は、品川から新大阪へ向かう新幹線の中で起きました。連日のハードスケジュールからか、車内で泥のように眠っていたケムリ氏。しかし、何者かに肩を「トントン」と叩かれ、無理やり意識を浮上させられます。


ようやく目を開けると、そこはまだ目的地の新大阪ではなく、停車中の名古屋駅。起こしたのは、隣の席に座っていた見知らぬ女性客でした。寝ぼけ眼のケムリ氏に対し、彼女が放った言葉は驚くべきものでした。


「私、名古屋で降りるんで、写真撮ってもらっていいですか?」
芸人の宿命と「神対応」のジレンマ
本来であれば、プライベートな移動中、しかも熟睡している人間を叩き起こしてまで要求することではありません。観覧席からも思わず「えぇーーー」と悲鳴に近い声が上がるほどの非常識な行動です。


しかし、ここが松井ケムリという男の「育ちの良さ」であり、「プロ意識」の高さでしょう。彼は「ありがたいことなので」と、嫌な顔一つせずに撮影に応じたといいます。寝起き直後の、おそらく頭も回っていない状況でのこの振る舞いは、まさに「神対応」と呼ぶにふさわしいものです。


爆笑をさらった「サイコパス的」な去り際
しかし、このエピソードには、怒りを通り越して恐怖すら感じるオチが待っていました。写真撮影を終え、満足げに名古屋駅で降りていく女性。彼女は立ち去り際、あろうことかケムリ氏にこう告げたのです。


「おやすみなさい」
これにはケムリ氏も、番組内で「お前が起こしたんだろ!」と魂のツッコミ。自分勝手な都合で深い眠りを妨げておきながら、まるで親切心を見せるかのようなその一言に、スタジオは爆笑。さんま氏も呆れたような表情を見せました。
 

現代の「ファンとの距離感」を問う
このエピソードは、SNS全盛期における「有名人とファンの距離感」を象徴しているようにも思えます。スマホ一つで誰でも写真が撮れ、発信できる時代。しかし、その裏で「相手も一人の人間である」という想像力が欠如した振る舞いが散見されます。


松井ケムリ氏は今回、それを笑いに変えることで昇華させましたが、その裏にある「モヤモヤ」は、多くの芸能人が抱える共通の悩みかもしれません。次に彼が新幹線で寝ているときは、どうか新大阪まで静かに寝かせてあげてほしい――。視聴者の誰もがそう願わずにはいられない、衝撃の告白でした。

21日に生放送されたNHK「日曜討論」。各党の論客が顔を揃えるなか、立憲民主党の岡田克也議員が、司会者の制止を幾度も振り切って持論を展開し、ネット上で「ヤバすぎる」「キレ方が尋常じゃない」と大きな波紋を広げています。議論の焦点となったのは、高市早苗首相の「台湾有事」に関する過去の発言。日本の安全保障の根幹に関わる「存立危機事態」の解釈を巡り、生放送のスタジオは一触即発の事態となりました。



執念の追及:高市発言は「一線を越えた」のか
事の端端は、11月の衆院予算委員会に遡ります。当時、岡田氏は高市首相から「台湾有事が存立危機事態に該当する可能性」を示唆する回答を引き出しました。今回の番組で岡田氏が主張したのは、この発言が「従来の政府見解を逸脱している」という点です。「従来の見解を変えるものではないという説明だけでは、国民は納得しない。二度と言わないと認めるべきだ」と、詰め寄りました。


これに対し、自民党の小野寺五典氏が「政府の考えを超えているとは思わない」と反論したことで、火に油を注ぐ結果となりました。岡田氏は「(存立危機事態になる)可能性が高いというのが従来の見解なのか?」と、語気を強めて問い詰めたのです。


司会者の制止を「完封」する岡田氏の猛攻
特筆すべきは、番組進行を司る伊藤雅之キャスターとの攻防です。公平な時間配分と進行を優先する伊藤氏が「議論を進めます」と割って入っても、岡田氏の勢いは止まりません。小野寺氏が「状況次第で変わるのは当然」と返すと、岡田氏は身を乗り出すようにして「基本的に解釈を間違ってるんですよ!」と一喝。


再び伊藤キャスターが「岡田さん、各党の意見を聞いてからにしましょう」と、なだめるように制止に入りましたが、岡田氏はこれを事実上拒否。発言を強行し、「国の存立が揺らいだ時に初めて武力行使できる。アメリカがやられて大変だ、で武力行使するのは法律違反だ」と、自身の安全保障観をぶちまけました。


「ミスター原則」が見せた焦燥と決意
ネット上では、この岡田氏の振る舞いに対し「司会者の言うことを聞かないのはルール違反」「見ていてハラハラした」という批判がある一方で、「これくらい食い下がらないと政府の欺瞞は暴けない」という支持の声も上がっています。
 

かつて「フランケン」という愛称で親しまれ、その頑固なまでの真面目さから「ミスター原則」とも呼ばれた岡田氏。その彼が、テレビの作法を無視してまで叫んだ背景には、高市政権が進める安全保障政策への強い危機感があるのは間違いありません。しかし、その手法があまりに攻撃的であったため、議論の中身以上に「岡田氏のブチギレ」という印象が強く残る形となりました。


生放送という密室で露呈した、与野党の深い溝。高市首相の背後で睨みをきかせる野党第一党のベテラン議員が、今後どのように政権を追い詰めていくのか。この日の「放送事故寸前」のバトルは、今後の激しい国会論戦を予感させる序曲となりました。


2024年のM-1王者として快進撃を続ける「令和ロマン」。そのツッコミ担当、松井ケムリ氏が23日放送の日本テレビ系『超特大さんま御殿SP』に出演し、日常生活で起きた「一番腹が立った出来事」を激白。あまりに理不尽かつ、芸人らしいオチのついたエピソードにスタジオが騒然となりました。



勝利を確信した「2人待ち」の罠
事件が起きたのは、仕事終わりの新大阪駅。新幹線の出発まであと30分という絶妙な空き時間、ケムリ氏は「たこ焼きを食べて帰ろう」と思い立ちました。店へ向かうと、並んでいるのはわずか2人。「鉄板の上にはすでに出来立てが並んでいる。これならすぐに買える」と、誰もが確信したであろうシチュエーションでした。


しかし、ここで悲劇が幕を開けます。先頭に並んでいた客が口にした注文は、ケムリ氏の想像を絶するものでした。
「すいません、たこ焼き8個入りを17個ください」
合計136個。まさに「一網打尽」という言葉がふさわしい、鉄板上のたこ焼きをすべて根こそぎ奪い去るという非情な大量注文だったのです。


「17人組のアイドル」を探す旅へ
この「たこ焼き強奪事件」に、MCの明石家さんま氏も思わず絶句。差し入れ需要だったのではないかと分析し、「コンサートかな?誰かの」と推測を立てました。これに対しケムリ氏は、「だから今、僕、17人組のアイドルグループを探してるんですよ」と返し、怒りを笑いに昇華。犯人(注文者)への執念をジョークに変えてスタジオを沸かせました。


しかし、この話にはさらに続きがありました。136個という膨大な注文により、ケムリ氏の分を焼き直すには相当な時間が必要になります。普通なら「じゃあいいです」と諦めて新幹線に向かう場面ですが、ケムリ氏は違いました。


芸人の矜持か、それとも食い意地か
「結局、それで新幹線に乗れなかった」
なんとケムリ氏は、たこ焼きを食べることを優先し、予約していた新幹線を逃してしまったというのです。新幹線よりもたこ焼きを選んだその判断に、スタジオからは驚きと笑いが入り混じった声が上がりました。


時間に余裕があると思っていた30分が、たった一人の「136個注文」によって消えてなくなる。都会の死角に潜む「たこ焼きの魔物」に遭遇してしまったケムリ氏。M-1王者の運ですら、17人組(?)の食欲には勝てなかったようです。


23日に放送されたフジテレビのバラエティ番組「ホンネ喫茶 永田町」にて、石破茂前首相が、自身の再登板に対する極めて踏み込んだ「本音」を明かしました。聞き手であるフリーアナウンサー・神田愛花氏との居酒屋トークというリラックスした空間だからこそ飛び出した、政治家としての、そして一人の人間としての生々しい言葉が大きな反響を呼んでいます。

 


「ふさわしい自分か」という石破氏らしい倫理観
番組のクライマックス、神田氏からの「今後また風が吹いたら総理大臣をやりますか?」という直球の質問に対し、当初、石破氏は「もっとふさわしい人は世の中にいっぱいいる」と、慎重な姿勢を崩しませんでした。
 

ここで注目すべきは、神田氏の鋭い切り込みです。「“やる”か“やらない”しか答えはない」と食い下がる彼女に対し、石破氏は「勝手に決めるな」と一喝。しかし、その言葉の裏には、彼が理想とするリーダー像が隠されていました。「自分がやりたいという欲だけで動けば、国民は迷惑を被る。まず、自分がその座にふさわしい人間であるための努力をすべきだ」という論理です。これは、権力欲よりも職責への誠実さを重んじる、石破氏らしい「政治哲学」の表れと言えるでしょう。


沈黙の後の「やりましょうか」に込められた意味
しかし、対談はここで終わりませんでした。神田氏がさらに「男・石破茂」として、最後の一押しを迫ると、石破氏はしばしの沈黙のあと、重々しく「やりましょうか」と頷きました。


この一言は、単なる野心ではありません。「ふさわしい自分でいるかどうかという問題だ」という補足がある通り、もし時代が自分を必要とし、自分自身がその期待に応えうる器であると確信できたならば、再び茨の道を歩む覚悟があることを示唆しています。短命に終わった前政権への悔恨か、あるいはやり残したことへの執念か。その真意は視聴者の想像に委ねられましたが、画面越しに伝わってきたのは、一度は頂点を極めた者だけが持つ、独特の緊張感と責任感でした。


ネットの反応と今後の展望
この放送直後、SNS上では「石破さんの本音が見えた気がする」「神田愛花の引き出し方がすごい」といった声が相次ぎました。また、バラエティ番組という枠組みでありながら、政治の核心に触れるようなやり取りに、多くの視聴者が釘付けとなりました。


政治の世界では「一寸先は闇」と言われます。しかし、今回の「やりましょうか」という発言は、再び「石破待望論」が巻き起こる火種になる可能性を秘めています。次に風が吹いたとき、石破氏は自らが語った「ふさわしい自分」として、再び永田町の中心に立つのでしょうか。その動向から、今後も目が離せません。  


環境省が発表した驚愕のデータが、日本の自然界と生活圏の境界線が崩れつつある現状を浮き彫りにしました。



2025年4月から10月末までの全国のクマ駆除数が「9765頭」に達し、統計開始以来、過去最多を更新。これまで最多だった昨年度の年間数値を、わずか半年余りで上回る異常事態となっています。なぜ今、これほどまでに駆除数が急増しているのでしょうか。



■ 「緊急銃猟」の解禁と東北の窮状
駆除数急増の背景には、今年9月から始まった「緊急銃猟」制度の影響があります。これまで市街地付近での発砲は極めて厳しく制限されていましたが、相次ぐ人身被害を受け、市町村の判断で迅速に発砲を許可できるようになったことで、捕獲スピードが上がりました。


地域別で見ると、状況の深刻さは一目瞭然です。全国の駆除数の約7割にあたる6579頭が東北地方に集中。なかでも秋田県は1973頭と突出しており、青森、福島、岩手といった県でも1000頭前後の駆除が行われています。かつては山深い場所にいたクマが、食べ物を求めて当たり前のように人里へ、そして市街地へと侵入している実態が数字に表れています。


■ 奪われる命。人身被害は「過去最悪レベル」へ
駆除数が増えているのは、決して「乱獲」ではありません。命の危険がそこにあるからです。11月末時点でのクマによる人身被害は230人にのぼり、そのうち13人が亡くなっています。農作業中や散歩中、さらには住宅の敷地内で襲われるケースも珍しくなく、地域住民にとってクマの出没はもはや日常の不安ではなく、命を脅かす「災害」そのものとなっています。


■ 現場を追い詰める「過剰な批判」と「死骸処理」
命がけで対応にあたる現場には、別の苦悩も広がっています。一つは、捕獲や駆除に対して、遠方の居住者などから寄せられる「かわいそう」「殺すな」といった自治体やハンターへの過剰な批判、いわゆる電凸(電話攻撃)です。


現場のハンターは、高齢化が進むなかでボランティアに近い形で危険な任務をこなしています。それにもかかわらず、心ない言葉によって精神的に追い詰められ、なり手がいなくなる「ハンター不足」の深刻化を招いています。


また、駆除した後の「死骸の処理」も大きな課題です。1万頭に迫る死骸をどう衛生的に、かつ迅速に処分するのか。自治体によっては微生物による分解処理施設を導入するなど工夫を凝らしていますが、物理的な限界が近づいています。


■ 共存の限界、問われる「日本の形」
クマを駆除し続けることは、誰もが望んでいる結末ではありません。しかし、放置すればさらなる犠牲者が出る。このジレンマに、日本全体が向き合う時期に来ています。


森林管理のあり方、廃棄農産物の処理、そしてハンターへの適切な対価と社会的保護。単に「個体数を減らす」ことだけではなく、人と動物がどう距離を保ち直すのか。過去最多の駆除数という数字は、私たちに突きつけられた重い宿題です。

12月、街が華やぐクリスマスを目前に、多くの方にとってショッキングなニュースが飛び込んできました。12月19日、東京・八王子市の「ケンタッキーフライドチキン(KFC)西八王子店」で火災が発生。この火災により、店舗は休業を余儀なくされ、最も需要が高まる24日・25日のクリスマスメニュー予約が全てキャンセル・返金対応になるという、異例の事態となっています。



■ 12月19日に発生した火災と人的被害
日本KFCによると、火災が発生したのは12月19日(金)のこと。幸いなことに人的被害はなく、すでに現場検証も終了しているとのことですが、店舗の損傷や安全確保の観点から、営業再開の目途は立っていません。


現在は復旧作業が進められていますが、火災の原因については引き続き調査中。近隣住民や利用者に対して、運営元の日本KFCは深い謝罪の意を表明しています。


■ 予約客を襲った「振替不可」の現実
今回の件で最も深刻な影響を受けているのは、1年で最も楽しみにしていたであろう「クリスマスの予約客」です。


火災発生直後、同社は他店舗への振替対応を模索しましたが、クリスマス本番である24日と25日については、以下の理由から断念せざるを得ませんでした。


 * 他店舗の飽和状態: 周辺のKFC各店舗もすでに予約で一杯であり、西八王子店の数百、数千食に及ぶ追加注文を引き受ける余裕がない。


 * 物理的な供給限界: クリスマスのチキンは分単位のスケジュールで調理・提供されるため、急な増産が不可能に近い。


この結果、24日・25日に予約していた客には順次連絡が行われ、代金の返金対応が進められています。


■ 「仕方ない」か「不誠実」か。広がるネットの反応
この決定に対し、SNS上では激しい議論が巻き起こっています。


一部のユーザーからは「今さら他でチキンを予約するのは不可能」「クリスマスが台無しになった」「もっと早く分かっていたはずでは」と、対応の遅れや振替ができないことへの不満の声が上がっています。


一方で、「火災という緊急事態で人的被害がなかったのが救い」「他店にこれ以上の負担をかけるのは無理がある。返金は妥当な判断」と、企業の苦渋の決断に理解を示す声も多く、意見は真っ二つに分かれています。


■ 「クリスマス難民」への影響と教訓
「クリスマスにはケンタッキー」という文化が根付いている日本において、当日に予約分が届かないことは、多くの家庭やパーティーにとって死活問題です。特に予約なしでは購入が難しい当日に、代替品を求めてスーパーや他のコンビニに奔走する「クリスマス難民」が西八王子エリアで続出することが懸念されています。


不慮の事故とはいえ、食のインフラとしての責任を問われる形となった今回の騒動。日本KFCは「ご期待に沿えず誠に申し訳ない」とコメントしていますが、失われた「クリスマス当日のチキン」という体験をどう補填していくのか、ブランドの真価が問われています。


東京五輪・卓球混合ダブルスの金メダリストであり、現在はタレントとして活躍する水谷隼さん(36)が、2025年も「投資」によって巨額の損失を出したことを公表しました。21日に出演したYouTube動画『新R25チャンネル』で見せた、あまりにも生々しい投資の現実が、視聴者の間に大きな反響と戸惑いを呼んでいます。



■ 2025年の損失は「一番良いレクサスLS」分
水谷さんは2024年にも、投資で「都内の家が買えるくらい(1億円超と推測される)」の損失を出したことを告白していましたが、2025年に入ってもその勢い(?)は衰えませんでした。


番組内で「今年は何が買えるくらい負けたのか」と問われた水谷さんは、先週レクサスの販売店を訪れた際のエピソードを披露。「パンフレットを見ていたら、もし投資をしていなければ一番良いレクサスLS(約1700万円〜)が買えていた」と嘆きました。自身のX(旧Twitter)では、株取引で「マイナス1,037万5,669円」と表示された衝撃のスクリーンショットも公開。トータルの損失額は、ついに「都内の家+高級車」という、常人では考えられない領域にまで達しています。


■ 「爆益」と「追証」を繰り返す危ういトレード
水谷さんの投資スタイルは、まさに「ハイリスク・ハイリターン」を地で行くものです。過去にはFXで1000万円以上の含み益を出し「爆益」と騒がれたこともありましたが、その直後に預託保証金不足(追証)が発生し、一気に資産を溶かす場面も。


また、ある時は「+1,043万円」という大きな利益を出したかと思えば、わずか数日後には株で再び1000万円単位の損を出すなど、グラフが垂直に上下するような極端なトレードを繰り返しています。専門家からはその資金管理の危うさを指摘されていますが、本人は「お金より刺激」を求めてしまうギャンブラー的な一面があることを隠していません。


■ 卓球での「勝負師」の顔が裏目に?
卓球の試合では、ミリ単位のコントロールと一瞬の判断で勝利を掴んできた水谷さん。その類まれなる「勝負師の勘」が、投資という不確実な世界では、裏目に出ているようにも見えます。


彼がYouTubeで語った「家とレクサス分くらいトータルで負けている」という言葉は、冗談めかしてはいるものの、現役時代の血の滲むような努力で手にした賞金やスポンサー料が、デジタルの数字として消えていく虚しさを物語っています。視聴者からは「お願いだからもうやめて」「卓球のコーチングに専念して」といった、彼の身を案じる声が絶えません。


■ 2026年、水谷隼の選択は
これだけの損失を出してもなお、投資を続ける水谷さん。彼にとって投資は、現役を引退した後に訪れた「新たな戦場」なのかもしれません。しかし、家族や将来を考えれば、どこかで「損切り」を決断する時が来るはずです。


金メダリストが放つ「1000万円負け」のスクショは、新NISAなどで投資が身近になった現代社会において、改めてその恐ろしさを知らしめる「最強の反面教師」となっている感すらあります。来年、彼がパンフレットではなく、本物のレクサスLSのハンドルを握る日は来るのか。その動向から目が離せません。