SIMロック解除論争について、一旦下火となっているので、
そういえばどうなったっけ、と状況を調べてみました。
総務省のHP(こちら )を見ると、
以下のような結論となっています。
3年前に「2010年の時点で最終的に結論を得る」としていたが
現状①KDDIの通信方式が違う②一部使えなくなるサービスがある
などの課題が存在するため、当分の間法制化は保留とし
事業者による主体的な取組にまかせることとする。
ちなみに今後再考する場合は、以下の状況を鑑みて、のようです。
① SIMロック解除に係る事業者の取り組み
② SIMロック解除に対する利用者等の評価
③ SIMロックが解除され、SIMカードが差し替えられた場合に
おいて利用可能となる通信サービス、アプリケーション等の状況
なお、ある調査では、
現在契約している携帯電話会社とは別の会社の端末について
「ほしいと思ったことがある」と答えた人が56.2%でしたが
「SIMロック解除」については、メリット・デメリットを説明した後に
賛否をたずねたところ「賛成」は35.8%だったそうです。
(ソースはこちら )
思ったより低いですよね。
そもそもこの論争の発端は、
やっぱりドコモのスマートフォン強化として
どうしてもiPhoneがほしかったっていう所が
大きいのではないでしょうか。
ドコモの株主総会にて、
スマートフォンに対する戦略強化要望が
多数よせられていた(MSN産経ニュース:リソースはこちら )
その約1ヵ月後、7月6日に、ドコモは2011年から
すべての機種をSIMロック解除しますと宣言しております。
(日本経済新聞:リソースはこちら
)
このことから、SIMロック解除への動き(圧力?)は、
ドコモユーザーでもiPhoneを使えるようにして、
魅力的な端末を打ち出せない弱点をカバーしよう
という動きに見えました。
そこにはSIMロックを解除しても
ドコモから他社に流れることはないだろうという
自信も透けて見える気がします。
でもそのドコモの強みは、単に優位な周波数を
割り当てられているという部分が大きく
企業努力という部分はどうなんだろうと思ってしまいます。
そもそも当初iPhoneを発売するキャリアについて
ドコモも候補にあがっていたはずで、
それでも契約に至らなかったのは、
契約内容とその端末の魅力を天秤にかけて
そこ契約は無理、と放棄したということではないかと、
つまりは、スマートフォン市場の可能性を
見誤っていたのではないかと思います。
SIMロックを解除するということは
端末の提供とネットワークサービスの提供が
まったく別会社となります。
ということは、各携帯キャリアはビジネスモデルを
組みなおす必要があり、それに付随して端末メーカーも
ビジネスモデルを組みなおす必要が出てきます。
そして、それによってユーザーにも
それぞれメリット・デメリットが発生しますよね。
そこをきちんと議論した上で、
日本経済とユーザーにとって一番よい方法は何か
という結論を導き出していって欲しいなと思います。