オリコンが29日発表した09年の書籍マーケットリポート(08年12月29日~09年12月27日)によると、「コミック部門」で尾田栄一郎さんのマンガ「ONE PIECE(ワンピース)」(集英社)が約1472万部を売り上げ、2位に倍以上の差を付けての1位になった。

 「ワンピース」は、「週刊少年ジャンプ」で97年から連載され、コミックスは累計1億7900万部を記録している。手足が自在に伸びる“ゴム人間”のルフィが、海賊王になるために、剣士のゾロら頼れる仲間たちと大海原を冒険する物語。12月4日に発売されたコミックス56巻は初版発行部数が285万部に達し、日本記録を更新した。

 2位は「NARUTO-ナルト-」の約683万部で、3位は「BLEACH-ブリーチ-」の約647万部。トップ5のうち週刊少年ジャンプの作品が4作品を占める中、「鋼の錬金術師」(スクウェア・エニックス)が約581万部で4位になった。アニメやドラマ化された作品が並ぶ中で、他メディア展開されていない「聖☆おにいさん」が約261万部を売り、10位に食い込んだ。

 「コミック部門」の市場は、約2705億円で書籍全体の23.4%。売り上げシェアでは、集英社が約688億円で1位となり、2位は講談社の約509億円、3位は小学館の376億円だった。

 またアニメの原作として注目を集めるライトノベルは、「文庫部門」全体の売り上げ(約1361億円)のうち8.8%の約115億円になった。オリコンでは「今後の成長ジャンルで有望市場」と分析している。【河村成浩】