「現代人は何事も知ることができる。ただ、知ることのできないものの一つは、自分自身である」と言います。

人間形成の根幹は何だと問われるのならそれは「根底にある出発点は己を知ることにある」であり先ずは自分自身を知ることなのです。本当の自分を知り本当の自分を望んで初めて人を知ると言うことに繋がるのです。

例えば自分の性格は厳格で几帳面だと思っていても他人から見た場合は全く、その評価を得られない場合があります。自分は善人だと思っていても他人が善人だと思ってくれなければそれは善人と言うことにはならないのです。悲しいかな、他人の目の方が世の中に通用することが多い様な気がします。

あらゆる機会を迎える中で自分を見失い自分を見誤るからこそ人は大きな勘違いをしながら生きてしまうのです。根本的に自分を把握していないからこそ勘違いが起きるのです。勘違いせずに生きていくためには己の本当の姿を知ること以外に道はないのです。

どんなことに精通していて大人物と言われたとしても大きな勘違いをしながら生きていくのは勘弁ですからまずは、自分に恥ずかしくない自分であるためにも己を知ることを日々、実践していきたいものです。