人、衆(おお)ければ天に勝つという言葉があります。道理に合わないことがあっても人が多く集う方には、一時的にとは言え、天も味方をすると言う意味です。

組織において人が多く集まる所に人は惹きつけられるものですが、そんなときこそ一人、離れて集まる所の中心人物をしっかりと見定めておきたいものです。

中心の意味は正しくその形に揺らぎがないことを意味します。例え一時的に隆盛を誇っていてもその中心が歪んでいれば人を多く集めたところでそれは烏合の衆でしかないのです。

人、衆(おお)ければ天に勝つのは一時的なものであって天を敵に廻すことで必ず、その報いを受けることになるのです。物事には道理がありその道理を無理やり人の勢いであるいは行動や言動でねじ込んでみたところで天には勝てないのです。