人生の苦しみには二通りあるのかとオリンピックのアスリートを見ていて感じます。

一つは、自らの罪や邪業によって生まれる苦しみで、これを業苦と言い、将来防ぐことができる。また、この苦しみは軽減することができます。よってアスリートの苦しみとはちょっと意味が違います。

もう一つは、建設的な苦しみであって、これは苦しみとは言えない性質のもので、勤労に流す汗、勉学や運動に費やす努力、技や芸の上達のために流す汗や練習を通した苦しみです。

こうした苦しみは、これらを乗り越えることによって自信が深まり、人間的に成長し、社会や人々のために貢献し、自らが恵まれて行く道をつくりあげるものです。

画面から映し出される苦しみは、積極的に受けてたつアスリート達の汗と涙のドラマです。グダグダと文句を言わずに今の役割を全うすることが大切だと言うことを苦しみの中から学びたいと考えます。