頑張れ!とか頑張ります!と言う言葉を私達は良く耳にしたり口に出したりもしますが考えてみるとこの言葉の意味はとても曖昧だなぁと思うことはありませんか。勿論、時には頑張って、頑張って、頑張り抜くことも大切です。しかし、せっかく頑張ったのに良い結果が出なかったらそれは疲れるだけで面白くない結果になってしまうと言うことです。



『やって良かった!』と心から喜べる成果を挙げる為には『何の為に何をどうしたら良いのか。今、何に力を注ぐべきか』と言うことを明確にしておかなければなりません。進むべき指すべき方向を間違えたままで
ただ、がむしゃらに力んでみても良い結果が出るはずがありません。



話が変わりますが飲料に携わるサービス業において『あなたの仕事は何ですか!?』と尋ねられたらあなたは何と答えるでしょうか。レストランなどの飲食業の例であれば・・・。



『はい。料理を作るコックです。』


『はい。レジを預かるキャッシャーです。』


『はい。料理をテーブルに運ぶウェイターです。』等々…。それぞれに違った答えが返ってくることでしょう。



けれども、みんなに共通している『仕事』が一つあるとするならばそれは『お客様に美味しい料理を食べていただき食事を楽しんでいただく』ことです。別の言い方をすれば『お客様の心にいつまでも残る様な料理やサービスを提供する』ことなのです。



私達が『仕事』だと思っていることは実は、その仕事を行う為の『作業』の連続なのです。私達が料理を作ったり、運んだりとする言うことはとても大切な『手段』ではあるが『目的』そのものではありません。『お客様に楽しんでいただく』と言う『目的』を実現する為に個人の役割に応じて行うべき『手段』なのです。このことを私達一人一人がしっかりと心に留め置きそれぞれに与えられた役割の中で機能している。そんなお店はきっと、お客様から愛されているはずです。



私達は、そんなお店に集っていたいものです。いつも、お客様に視点を置きお客様に笑顔を提供できたときに頑張って良かったと自分が自分に言い聞かせることができるのです。




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