自分とは何か。何かある度に自問することはないか。まずは、自分自身を知ることが啓発を始める前の第一歩でありますが私達は、あの人は優しい人だとか気難しい人だとか性格を表す言葉を何の注意も払わずに使うことがあります。
『十人十色』とか『蓼喰う虫も好き好き』等と言われるように物の感じ方や行動の仕方には個人差があり、○○さんは社交的で明朗。○○さんは忍耐強く着実などの例は性格的特徴であります。しかし、いざ、自分のこととなると以外に何も知らない。いや、気が付かない人が多いものです。
自らの性格的欠点を知らない為に相手に迷惑をおよぼしていることが実は多いのです。更に自分のことは自分が一番良く知っていると言う過信から他人の意見や助言を謙虚に受け入れない傾向にあるものです。このように自分の性格は自分で気づいていない部分がたくさんあるものです。そこで、自己啓発の第一歩として先ず、自分自身を知る努力から始めることが大切だと考えるのです。
自分自身を知る → 最も難しいこと
他人に忠告する → 最も簡単なこと
自分自身に勝つ → 自分の内面に打ち克つこと
他人に勝つこと → 自分に勝つこと
自己啓発の第一歩として先ず、自分自身を知る努力から始めることが大切だと書きましたが書いていて気がついたことがあります。なかなか、自分の内面と向き合って自分自身を知ることの難しさを強く感じてはいないかと言うことです。今の自分を変えてみたい。あるいは、もっと、自らを深く理解してみたいなど、そもそも人間を理解するのには、相当の時間と胆力が必要なのは言うまでもないことです。
他人を知ること。これも自分を知る必要性と共に他人を知る努力も必要であるのです。特に組織と言う集団の中で協力して仕事を進める我々にとってはお互いの性格を理解することは非常に大切であるのです。（特に上司の立場にある人は・・・）相手を知らないことから発生する誤解や不信が円滑なコミュニケーションや職務遂行を大きく妨げる原因にもなるのです。
心には、4つの窓があると言われています。開かれた窓・隠された窓・気付かない窓・閉ざされた窓とそれぞれが、微妙に組み合わさって一つの心を形成していると言われています。
自分自身のこと。相手のこと。それぞれの窓を理解しなければ自分を知り相手を知ることにはならない。どんな窓を見比べようがまずは、自分自身の4つの窓を冷静に眺めること・・・。自分自身の隠された窓や気付かない窓そして閉ざしている窓を知ることにより正しい自己表現ができるのでしょうね。
4つの窓のことは、いずれ書きますね（笑）
