自社の若手社員Aさんと飲む機会があった。
忙しい我が社にあって
傍目から見ても
心ここにあらずの感があったので
忙しいのは承知で誘ってみた。

席につき一息つくとすぐに
『ハァ~』と大きな溜め息をつきながら
やるべきことが分からなくなってきていると
悩みをブチ明けてきた。

多くのことが混在し
優先順位が付けられずにいるので
上司からも現場からも要望やクレームを受けていると言う。

元々
根が真面目な性格であることで
手を抜かずに一生懸命に業務をこなすので
時間がいくらあっても足らないのと
何より問題なのは
自他共に認める『世渡り下手』なのである。

人に頭を下げて用が済むことでも
その頭を下げることができないのである。
A社員。
人とコミニューケーションをするのが苦手で
更に
心底には
ペコペコするのが卑しい行為だと思っているらしい。

それでは幾ら時間があっても
一人の人間の処理能力には限界があるのだから
やるべきことが分からなくなるのも自ずと判ってくる。
当然
優先順位など決められるはずがない。

彼が
世渡り下手なのかどうかの議論は置いておき
自己を満足させることでの世渡り上手ならば問題ではあるが
組織中での世渡り上手は仕事上手と考えられないだろうか
本人に諭したのだが果たしてその結果は…。

近日中に報告したいと思う。