それにしても
どこのTVを観ても
どの新聞・雑誌を見ても
不況
不況と
まるで不況のたたき売りのような状況である。
言わなくとも
誰もが
分かってるのだから
無責任な報道は止めて欲しいものだし
せめてマスコミ各社は
元気が良くなる報道を心掛けて欲しい。

現実に目を向けてみると
政治
経済
社会情勢
世界情勢全てにおいて
最悪の状況と言っても過言ではない。

新しい年2009年がどんな一年になっていくのか
少々の不安と
大きな期待が入り混じって見守っている。

かつて高度成長と共にバブル景気に
日本中が躍った頃は
あらゆる企業が人手が欲しい。
特に若年労働者として
大卒者は金の卵か月の石ともてはやされた。
先を争って
大量採用に鎬を削ったものだ。

しかし
御存知のように
バブル崩壊後の不況に遭遇し始めた頃から
新規採用はしません。とばかりに
今後は
一斉にその門戸を閉ざしてしまったものです。
これは何故でしょうか。

明治維新から100数年。
終戦から60数年。
我が国は欧米諸国に追いつけ追い越せと
その最先端の技術を取り入れ
大量に安く生産することに全力投球し
更に
その上を目指す『キャッチアップ時代』の山を乗り越えてしまい
単に
バブル崩壊と言うよりも
100年に一回の『構造革新』と言う
歴史的転換期に遭遇してきた訳です。

バブル崩壊と共に
四つの神話である
安全
土地
金融
雇用が崩壊したのです。
今までを顧みて
1990年~1994年迄は一言で言って『破壊』
そして
1995年~1997年は『混沌・混迷』
1997年~2008年で『再構築』
2009年~は上昇期と考えていたのですが
御承知のように
再度の混沌・混迷時代が巡ってきたような気がする。

あらゆる産業が
この苦境を乗り越える為に
リストラ即ち(事業の再構築)に懸命になり始めている。
世界一の雇用安定が目立った日本の企業も
背に腹は変えられず
当然
過去の如く来年の雇用環境は極めて厳しいものとなる。
そんな今、
求められる人間像とはどんな人間なのだろうか。

続く…。