365日。
24時間。
常に
お客様に接する機会を頂戴する
私達だが
『ささやかな変化』と『小さな兆し』に気付いているのだろうか。

店長以上の役職者での研修の一コマ…。
『個店の現状の問題について』の
発表を聞いてのコメント…。

私達は
自分たちを取り巻く環境や状況の
『ささやかな変化』と『小さな兆し』に果たして
気が付いているだろうか。

『山に入ると山が見えない』と言う言葉があります。

ご来店されるお客様は
とっくに気が付いているのに
肝心の私達が
自分の会社や店の評価に気付かないのです。
つまり
お客様がどう思っておられるかと言う
『変化』や『兆し』に
気付かない会社や店は自然淘汰を持たざるを
得ないと言うことです。

しつこいようだが
お客様の
『ささやかな変化』と『小さな兆し』に
気付かない商売は
絶対に長続きしないのです。

商売にもいろいろありますし
私達は
常にお客様をお迎えする立場ではありますが
逆に
日常生活の中では
私達がお客様の立場になっています。

私達は
他のお店を
他のサービスを利用する際に
『ささやかな変化』と『小さな兆し』に容易く気付いているのです。

現代におけるライバルとは
同業者だけではなく異業種も含め
全てが
変化と兆しをもたらせてくれるものです。

問題なのは
同業他社のサービスを素直に受け入れ
果たして
学ぶ姿勢をもって同業他社に勝つだけの
汗と涙を流しているのかと言うことです。

業績が上がらない。
つまり、
自社の製品やサービスが売れない。
と、
嘆く前に果たして
我が会社・店でお客様が
買いたいな。
欲しいな。
また、生きたいな。
楽しかったなと感じさせられるサービスを
提供しているか否かなのです。

本当は売れなかったのではなく
私達が売らなかったのではないでしょうか。

つまりは
お客さんのささやかな変化や小さな兆しを見誤ることで
『大事な兆し』を
見落としていると言うことなのです。

どんな時代が来ようとも
『腰は低くアンテナは高く』の言葉そのものです。
正に
会社を店を発展させ続けるのには
世の中に対する変化と兆しを
受信できる感度を養わなければなりません。