経営の場において
管理監督者の仕事で
一番肝心なこととは何か。

それは
『問題の発見』と『問題の解決』である。

問題を早期発見(予見)し
解決策を考える時は
『慣習』や『立場』を鑑みて
その
状況の命ずる言葉に従うことこそ肝要である。

『合理的な思考』と言うと
如何にも
ビジネスライクな情の通わない判断と連想されがちだが
事実
管理監督者の言う
『常識的判断』には
そのような
結果をもたらす判断が多いことも事実である。

しかし
それこそが問題であると考える。
あらゆる事項は
何らかの形で『人』に関わってくるのであり
人的配慮
即ち
『思いやり』と『温かみ』を忘れた判断は
本当の判断とは言えないのである。

どんなに常識を兼ね備えていても
温かみの無い形だけの常識は
やはり
非常識につながる恐れがある。

現代を生きる我々は
世に言う常識と言う言葉に流されずに
人と人との心の通い合える非常識を兼ね備えたいものだ。